去年11月、茂木町で女子児童が下校の通学バスの車内に1時間ほど取り残されていたことが分かりました。

茂木町教育委員会によりますと、置き去りがあったのは去年11月29日の下校のバスで、女子児童は眠ってしまい1人で取り残されたといいます。

運転手は気づかずにバスを車庫に入れ、点検しないまま鍵をかけた後、シャッターを閉めて帰宅しました。

およそ1時間後に目を覚ました女子児童はバスの窓から飛び降りてシャッターの窓から外に出て歩いて自宅に帰ったということです。

このとき女子児童は足に軽いけがをしました。

このバスはおよそ20人乗りのマイクロバスで茂木町が業者に委託して運行していました。

茂木町教育委員会では保護者からの連絡で問題を把握し、翌日に教育長と女子児童が通う小学校の校長、バスの運行を請け負う業者と運転手が女子児童の自宅を訪れ謝罪しました。

これまでは運行を終えた通学バスは車庫に入れた後、運転手が1人で車内の点検を行っていましたが、問題後は運転手とは別の職員が再度点検しているということです。

茂木町教育委員会は「決してあってはならない。2度とこのようなことが起こらないよう再発防止策を徹底する」としています。