上三川町の県営住宅に女性の遺体 頭部に複数の傷 娘が旅券法違反容疑で逮捕
栃木県上三川町の県営住宅のベランダで頭に刃物で切られるなどした50代女性の遺体が見つかっていたことが15日、捜査関係者への取材で分かりました。
女性はこの部屋の住人で、警察は殺害されたとみて捜査しています。
事件があったのは上三川町天神町にある県営住宅の一室で、栃木県警は15日、捜査員らが現場に入り鑑識を行いました。
捜査関係者によりますと、3月10日にこの部屋に住む50代の女性の勤務先から「出勤してこない」と安否確認の要請があり、警察がベランダで遺体を発見しました。
頭や顔などに刃物で刺されたり切られたりした傷が複数あったということです。
一方、この女性と同居する20代の娘が3月上旬に千葉県の成田空港で、女性のパスポートで海外に出ようとしたとして旅券法違反の疑いで千葉県警に逮捕されていたことも分かっています。
栃木県警は娘が女性の死亡について何らかの事情を知っているとみて捜査しています。
遺体が見つかった県営住宅はJR石橋駅にほど近い閑静な住宅街にあります。