BuzzFeedスタジオ(BuzzFeed Studios)による映画作品の第1弾「ブック・オブ・ラブ(Book of Love)」が先ごろAmazonプライムで公開され、BuzzFeedによる映像事業が新たな章へ突入した。この映画の脚本は、BuzzFeedが2020年に作家のデヴィッド・カンティック氏から非公開の金額で取得したもの。ストーリーは、英国人作家の売れなかった本がスペイン語に翻訳され、その過程でエロティックな小説に書き直された結果、メキシコでベストセラーになるという筋書きだ。BuzzFeedは脚本を買い取ったのち、カンティック氏と共同で脚本の開発と練り直しを行い、キャスティングから撮影、編集まですべてを手がけ、最終的に配信権をAmazonプライムに非公開の金額で売却したという。
しかしリード氏は、ただストーリーの翻案権を大手スタジオに売ったり、脚本家とコンテンツを独自制作するストリーミングプラットフォームのあいだで仲介役を果たしたりすることに関心はない。同氏は、ボックス・メディア・スタジオ(Vox Media Studios)やバイス・スタジオ(Vice Studios)のように、開発からキャスティング、制作、そして最後に完成したプロジェクトを高く買ってもらうまでの全過程を、自社スタジオで手がけたい考えだ。米DIGIDAYはこのほどリード氏に、BuzzFeedスタジオの最新プロジェクトがスタートした経緯と、自身のチームが、オーディエンスと買い手候補のどちらにもアピールする優れたプロジェクトを見極める方法について話を聞いた。なお以下のインタビューには、若干の要約編集を加えている。
そのとおりだ。我々はライオンズゲート(Lionsgate)と戦略的パートナーシップを結んでおり、それを通じて年内に3本の映画が公開される予定だ。いずれも彼らは最初から我々とともにプロジェクトに取り組んでいる。しかし、それ以外にもさまざまな形で手を組んでいる。過去12カ月を振り返ると、ディスカバリープラス(Discovery+)、ピーコック(Peacock)、ユニバーサル(Universal)、ワーナー・ブラザーズ、Amazon、ライオンズゲートと提携したプロジェクトを販売してきた。[原文:‘A bit of a global affair’: How BuzzFeed Studios is leveraging its international hubs to create films for streamers and studios]KAYLEIGH BARBER(翻訳:高橋朋子/ガリレオ、編集:黒田千聖)