エスパー前米国防長官とオンラインで会談する呉外交部長（右）＝外交部提供

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（台北中央社）呉�〈戞覆瓦靴腓Δ靴腓Α乏宛鯢�長（外相）は22日、マーク・エスパー前国防長官とオンラインで会談した。外交部（外務省）によると、呉氏は台米間で協力関係を深化させる考えを伝えたという。

会談の中で呉氏は、台湾は権威主義の脅威の最前線に位置しており、中国軍機が毎日のように台湾の防空識別圏（ADIZ）に進入するなどの「グレーゾーン作戦」による圧力に直面していると指摘。これに対して非対称戦力を強化し、防衛力を高めると述べた。

また米国や多くの国が掲げる「一つの中国政策」と中国の「一つの中国原則」は内容が異なるとし、理念が近い国は「民主主義の台湾は中国には属さない」という事実を理解しており、これを基礎に台湾との交流や協力を進めてきたと語った。

呉氏は、中国が台湾を世界保健機関（WHO）などの国際機関から排除していることは、台湾の国際参加において大きな障害になっていると強調。米国や理念の近い国による継続した台湾への協力に期待を寄せた。

経済面では、台米が自由貿易協定（FTA）の締結をすれば、米国内の就業機会増加につながり、米国のインド太平洋地域での経済戦略の展開に寄与できるとの見方を示した。

（王慶剛／編集：齊藤啓介）