足利銀行と茨城県の常陽銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループは21日、笹島律夫社長が6月で退任し、常陽銀行の秋野哲也取締役が新たに社長に昇格する人事を内定したと発表しました。

秋野哲也氏(58)は1986年に常陽銀行に入行し、人事部長や経営企画部長などを務め2018年には常務に就任、めぶきフィナンシャルグループの取締役も兼務しています。

6月に開かれる株主総会後の取締役会で正式に社長就任が決まる見込みで、笹島氏は常陽銀行の取締役会長に就きます。

秋野氏は水戸市にある常陽銀行本店で行われた記者会見で「新型コロナウイルスの影響で疲弊した業種や業界を全力で支援していきたい」と意欲を見せました

また、めぶきフィナンシャルグループの副社長を務める足利銀行の清水和幸頭取は「地域とお客様の期待に応えられるように共に全力で進んでいきたい」と話しました。