オランダが700年でどれだけ洪水対策をしてきたのかわかる地図
オランダといえばチューリップや水車などが有名ですが、「水の国」と言われるほど水路や運河が多いのも特徴です。
国土の1/4が海抜0m以下のため洪水リスクが高く、昔から堤防や人工水路などによって水害対策をしてきました。
洪水管理の進歩がマップで紹介されていました。
Map shows Netherlands progress in flood management : Reddit/PeasKhichra,ansgarscheffold - Pixabay
(Credit: K. Cantner, AGI.)
左:西暦1300年 右:現在
水で覆われている部分に大きな差がありますが、洪水を防ぐのが主目的なのだとか。
人工運河を作り、干拓された土地を増やした結果、数百年を経てオランダの形も面積も激変しました。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●わお、彼らは午後1時から、かなり水を取り除いたな。
(※13:00に見えることから)
↑それをトイレ休憩と呼ぶ。
↑なるほど、それだと説明がいく。1300年に衛星写真をどうやって撮影したのか疑問に思っていた。解明してくれてありがとう。
↑公平に言うとそれは3日前の午後1時なんだよ。
●あと700年くらい経てば、イギリス諸島まで歩いていけるであろう。
↑それが可能な時期があった。北海運河の海底から生活の痕跡や人工産物が見つかっている。
↑また北海のドッガーランドを再生しよう!
(※今から1万年〜8千年前の最終氷期、グレートブリテン島が大陸と陸続きであった時、現在のグレートブリテン島南東部に存在していたと考えられている陸地)
●衛星写真が700年以上前からあるなんてクールだな。
↑当時、人工衛星はなかった。だから背の高いオランダ人にカメラを渡したんだよ。
↑きっと風車の縁にぶら下がっていたんだよ。
↑フロリダなら70年でなくなっているな、700年とか誰か助けて! 真面目な話、これからどれくらい水位が上がるんだろう。
●気候変動じゃないな、これはオランダ人が自分たちの土地を増やすために海面を上げていたんだよ。
↑イギリスよ、オレらはゆっくり……近づいている。
↑オランダ人は頑固なんだ。土地がなくなってきた。選択は2つ。ベルギーやドイツと戦争するか、やっぱイヤだな、海の上に建てよう。
●アクアマンは怒るな。
↑サンドマンは喜ぶ。
↑スーパーマンが写真を撮ったんだ。
●両親が良く言うことわざ。
「神がオランダ人を作ったが、オランダ人がオランダを作った」
↑ことわざでは「神が世界を作ったが、オランダ人がオランダを作った」
●それって住めるような土地なの?
↑住めるよ。その形作られた2つの島はフレヴォラントと言う。そして41万6000人くらい住んでいる。
↑住めるだって? 我々オランダは世界的に優秀な農業がある。アメリカと競争するほど。サイズを比べて驚くと良い。
●母親はワシントン州の海岸線の小さな町で町長をしていた。そのときオランダの会社がやってきて、波による侵食問題を解決するのを助けてくれていた。オランダは水害の扱い方を知っている。
●オランダのエンジニアをルイジアナ州に送ってくれ。
●それは洪水管理ではなく土地拡大にみえる。ただし自分は専門家ではなくテレビでドキュメンタリーを見ただけ。
↑(投稿者)違うよ。これは洪水管理の結果。ちなみにマップのソース。
(Dutch Masters: The Netherlands exports flood-control expertise)
●なんてこった。オランダは自分で自分を侵攻してるんだな。
↑他国に比べると、オランダ政府は独特の洪水管理をしている。政府は分離した組織を持っていて、こうした問題のときの代表者を投票で選出できる。発展途上国などに比べると未来志向の洪水対策を取っている。
↑きっと2300年にはすべて陸になっているな。オランダ人を過小評価してはいけない。
●50年後になったら教えて。
●フロリダ:ゆっくり海に沈んでいる
オランダ:ゆっくり陸地が増えている。
洪水対策においてオランダから学ぶことは多そうですね。