「3寅」の縁日 福の神に祈り 足利・最勝寺
2月18日は日本の暦で寅の年、寅の月、寅の日と寅が3つ重なる大変縁起のいい日とされています。
足利市の寺ではこの縁日に合わせた法要が行われました。
足利市大岩町の最勝寺です。
最勝寺がまつっている毘沙門天が人々の前に最初に現れたのが、寅の年、寅の月、寅の日と言われていることから、同じく3つの寅がそろう「3寅」の18日に法要を行いました。
法要は午前4時前後の寅の刻も重なる「4寅」を皮切りに、この日だけで3度行われ、のべ150人ほどが参加。
壇に火があがって張り詰めた空気となる中、参拝者たちは声をそろえて般若心経を読み上げたあと、乳木と呼ばれる供え物を一人一人火にくべて福の神ともいわれる毘沙門天に祈りを捧げました。
最勝寺はおよそ1年前、両崖山の山林火災から避難させた毘沙門天の仏像などに傷が入る被害がありました。
参拝者たちは法要のあと、本堂中央ではなく脇に仮設置され、260年ぶりに「出開帳」となっている仏像を拝むなどしてご利益を願っていました。