地域のニーズに応じて「支え合い」の取り組みを行っている団体を栃木県が表彰する「地域で輝くふくしのチカラ大賞」の表彰式が15日、宇都宮市内で開かれました。

これは県が地域のニーズに応じて創意工夫した公益的な取り組みを行っている社会福祉法人やNPO法人などの団体を表彰するもので今年で3回目です。

今年は23の団体から36の取り組みの応募があり、このうち5つの団体が表彰されました。

最優秀賞に選ばれたのは住民主体の移送サービスを手がける鹿沼市の団体「スマイルきくさわ」です。

「スマイルきくさわ」は公共交通機関を使って外出できない高齢者を対象に病院やスーパーなどへ低価格で送迎するサービスを行っています。

支え合いの地域づくりに向けて菊沢地区の自治会や民生委員、地域のボランティアなどさまざまな関係者が連携して取り組んでいるところが高く評価されました。

今後迎える超高齢化社会の中、こうした取り組みは交通機関の利用が難しい人など地域住民の安心した暮らしにつながるとしています。