春の訪れ告げるザゼンソウ開花 大田原
大田原市の天然記念物「ザゼンソウ」が北金丸の群生地で咲き始め、訪れる人を楽しませています。
僧侶が座禅を組んでいる様な形が名前の由来とされるザゼンソウはサトイモ科の多年草で大田原市の天然記念物に指定されています。
大田原市北金丸にあるおよそ1400㎡の湿地帯がザゼンソウの群生地となっていて、毎年2月中旬から3月上旬にかけて花を咲かせます。
ザゼンソウの花の数などを調査している大田原市文化振興課によりますと、今年は寒さが厳しいためかいつもの年より小ぶりの花目立つということです。
16日に咲いていたのは10株ほどでしたが、2021年3月には230株ほどの花が確認されています。
栃木県版のレッドデータブックで準絶滅危惧に指定され、株数が年々減少しているということですが、大田原市観光協会によりますと今年はこれから小さな花が咲き2月下旬には見ごろを迎えるということです。