2021年分の所得税の確定申告の受付が16日、全国一斉に始まりました。

宇都宮や足利など栃木県内8つの税務署でも新型コロナウイルス対策で密を防ぐ対応がとられています。

確定申告の対象となるのは、自営業の人や給与所得が2千万円を超える人などで、確定申告会場に入るにはコロナ禍での混雑を避けるため前回から入場整理券が必要になりました。

入場整理券はアプリの「LINE」でできるほか、当日、会場でも配布しています。

宇都宮税務署によりますと、前回(2020年分)栃木県で確定申告をした人はおよそ32万人で、このうち64%がインターネットで国税の申告ができるシステム「eーTax」を使い申告書などを出しました。

インターネットで確定申告する人は年々増えていて、さらに今回からはスマホのカメラで給与所得の源泉徴収票を撮影すると金額などの情報が自動で入力できる機能が導入されて一層便利になったといいます。

所得税などの確定申告の受け付けは3月15日までです。

新型コロナウイルスの影響で期限までの申告が難しい場合には申告や納付の期限を延長することができます。