2019年、宮城県の山林に高根沢町に住む女性の遺体を遺棄したとして夫婦とその親族の男女3人が逮捕された事件で、宇都宮地方検察庁は15日、このうちの1人の35歳の夫を起訴しました。

死体遺棄の罪で起訴されたのは宮城県白石市の無職、海部学被告(35)です。 

起訴状によりますと、海部被告は2019年の12月24日から25日にかけて高根沢町の田中早苗さん(当時24)の遺体を宮城県白石市の山林まで運んで埋めたとされています。

この事件を巡っては海部被告の妻の海部春香容疑者(25)、そして妻の妹で益子町益子の無職、郄木沙耶花容疑者(23)も死体遺棄の疑いで逮捕・送検されています。

これまでの調べによりますと、田中さんは事件の前、海部被告らとさくら市内のアパートで暮らしていたということですが、その後、監禁され死亡したとみられています。

宇都宮地検では田中さんの死亡の経緯を調べていて、今後は殺人や監禁致死なども視野に捜査を進めていく方針です。