佐野市の金子裕市長は14日、一般会計で総額507億円の新年度の当初予算案を発表しました。

佐野市の新年度の当初予算案は一般会計で前の年度から5億9千万円増えた507億1千万円で、合併後、最大の規模となりました。

歳入では新型コロナの影響で減収を見込んでいた市税が2021年度は好調だったことから次の年度も6.6%増の176億円を計上しています。

歳出では2022年度で完了する予定の東日本台風からの復旧に伴う支出が大幅に減り、災害復旧費は94.7%減の2千万円余りとなっています。

主な事業では新年度中に供用が始まる仮称、出流原パーキングエリアのスマートインターチェンジの整備に4150万円を充てるほか、市内にある11の河川で護岸工事などを行う費用に3億4900万円を計上しています。

新規の事業としては金子市長が選挙で掲げた公約に関連したものが多く、市内の学生を対象に国家試験などを受ける費用を全額助成する事業やスポーツ医科学センターの設置に向けた調査研究の事業などが盛り込まれました。