自宅療養者を「パン」で支援
新型コロナウイルスの自宅療養者を支援しようと那須塩原市に10日、地元のパン屋が防災備蓄パンを贈りました。
防災備蓄パン、「パンの缶詰」を那須塩原市に贈ったのは地元のパン屋のパン・アキモトです。
この企業では長期保存ができるパンの缶詰を防災用の備蓄品として個人や企業に販売していて、消味期限が迫ると回収して飢えで苦しむ世界の国や被災地に配る活動を行っています。
コロナ禍で海外へ届ける船便が以前通りのスケジュールでは運行しないこともあり国内でも活用しようと、これまでに栃木県や大田原市、新潟県新発田市にパンの缶詰を贈っています。
今回、那須塩原市には100gと200gのパンの缶詰合わせておよそ560缶を贈りました。
那須塩原市によりますと年明けごろから自宅療養者が増えていて市で備蓄している災害用非常食を配ったり買い物代行サービスを行ったりして支援してきました。
パンの缶詰を受け取った渡邉 和明副市長は「本当にありがたい。皆でコロナを乗り越える気運につながると思う」と感謝の気持ちを伝えました。
贈られたパンの缶詰は身近にサポートする人がいない自宅療養者で希望する人などに配るということです。