これも立派なマーケティング/大野 亜希子
顧客心理の専門家、「売上・顧客作りを学問」としてお伝えしています。
イデアヴィスタの大野です。
本日は、店舗単位でできる「マーケティング」についてお伝えします。
マーケティングというと、みなさんはどんな
イメージをお持ちでしょうか。
知識がないと、とても難しい領域、何がマーケティングなのか、
イマイチ分からないという方も
いらっしゃると思います。
このように記載されています。
マーケティングが専門分野の方は、
「あー、わかる、わかる!」
と思われるかもしれませんが、、
そうではない方にとって、
わかるようで、わからない、、
という方も多いのではないでしょうか?
実際に、マーケティングの領域は、非常に広く
やることも多岐にわたります。
事実、
・WEBマーケティング
・SNSマーケティング
・マーケティングミックス
・コンテンツマーケティング
・インフルエンサーマーケティング
など、マーケティングを使った言葉も多様にあります。
だからといって、
全てを理解し、行う必要はないですし、
また必要以上に、コストをかけることもないのです。
何故なら、それらができたからといって 売上につながらなければ 意味がないからです。
「マーケティング」という言葉をもう少し分かりやすくお伝えしましょう。
「マーケティング」とは
「変化する市場や生活者のニーズを知り、お客様が満足する商品やサービスを
用意し購入につなげ、自社の利益を上げる活動」
そして、補足するならば、
「ビジネスの目的を達成する為に、マーケティング活動を戦略化すること」
が、マーケティング戦略です。
お分かりいただけたでしょうか?
マーケティングとは
簡単にいうと、商品やサービスを用意して、
購入してもらい企業の利益を上げる活動のことなのです。
少し長くなりましたが、マーケティングとは決して難しいことではなく、
「企業の利益を上げるための活動」
すべてと捉えて良いでしょう。
それらを、店舗単位で行っている事例をお伝えします。
とあるコンビニエンスストアに入ったときのこと。
普段、私はコンビニでは食品を買うことはほとんどありません。
ただ、スイーツが好きなのでつい新作のスイーツのリサーチに
入ってしまうことがあります(笑)
そんな私が思わず足を止めた、面白い打ち出しがありました。
それが冒頭の写真です。
皆さん、何かわかりますか?
そうです。
これは本棚の写真です。
コンビニエンスストアなのに、その一角が
まるで、本棚に並べられたマンガのようでした!
そしてそれをよく見ると、それらは全てレトルトカレーだったのです。
それらのメーカーは様々に異なるものですが、パッケージは同じ大きさにし、
まるで単行本のように並べられていました。
面白くないですか?
普段レトルトのカレーは食べない私ですが、そんな私ですら、
思わず足を止めてしまい、何か買ってみようかな!
と思ってしまったのです。
そして、しっかりとアドオン販売が仕掛けられていました!
それは何か分かるでしょうか?
一度、止めて考えてみて下さい。 店舗売上アップに、非常に効果的です。
それは、カレーに必要不可欠な「ご飯」です。
パッケージに入れてあるレトルトご飯が棚の上段に並べられていました!!
写真のように、棚の上段に表面を面出して陳列されていたのです。
少なくとも、これらの2つを買うと、立派な食事となる訳です。
こんな風に、
今まで買うことのなかった顧客の足を止め、新たな購入につなげること、
それも立派なマーケティングです。
そして、これは店舗単位でできるマーケティング活動です。
新たななコストをかけたり、商品を仕入れなくても、
「魅せ方(見せ方)」を工夫し、新たな売上につながれば、
それはマーケティング活動として、大成功です。
いかがでしょうか?
皆さんの会社、店舗でも、何かできる工夫はありませんか?
ほんの小さなスペースでも、思わずお客様が手に取って、
買ってみたくなる工夫をしてみてください。