次の廉価版MacBook Proは「M2」チップでTouch Bar廃止、ミニLED画面は非搭載のうわさ
うわさの「M2」プロセッサを搭載した新型エントリーレベル（低価格帯）MacBook ProではTouch Barがなくなる一方で、上位モデルのようなミニLEDやProMotion画面は搭載されないとの予想が伝えられています。
現行の13インチMacBook Proは、初のMac向け独自開発チップ「M1」を搭載して2021年11月に発売されました。BloombergのMark Gurman記者は、その後継モデルの発表が計画されていると述べています。
ここでいう「M2」チップは、M1チップの改良版として噂されているプロセッサです。以前Gurman氏は、M2のCPUコアはM1と同じく8個、GPUコアは7〜8個から9〜10個に増やされつつ、より高速に動作するとの見通しを伝えていました。
さてGurman氏の最新情報によれば、本製品はMacBook Pro（2021）と差別化するため、ディスプレイやプロセッサ、ストレージを劣るものにする、とのことです。さらにタッチパネル付きディスプレイTouch Barもなくなり、今後はTouch Barが復活することはないとの趣旨が述べられています。
そしてディスプレイについては「ProMotionもミニLEDもない」そうです。2021年10月に発売された14インチ/16インチMacBook ProはミニLEDバックライトを用いて最大120HzのProMotion（可変リフレッシュレート）を実現していましたが、新たな廉価MacBook ProはミニLEDを使わない従来型の画面のままだというわけです。
またGurman氏は「このMacは24インチのiMac、エントリーレベルのMac mini、改良されたMacBook Airなど、M2チップを搭載した数多くのMacのうちの1つとなるでしょう」とも述べています。つまり今後、M2チップ採用の新たなMacが少なくとも4つは登場する模様です。
ちなみにM2搭載の次期MacBook Airは、ミニLEDディスプレイを採用しながらもProMotion非対応との噂もありました。お手ごろ価格なMacBookの購入を検討している人は、画面品質は上がりながらも外部ポートは最小限に抑えられたMacBook Airか、画面は従来通りだが外部ポートは充実が予想される廉価版MacBook Proのどちらにするかで悩ましいかもしれません。
Source:Bloomberg
