年100万円以上貯めているESSE読者に取材したところ、「貯め方」を工夫しているのはもちろん、「使い方」にメリハリを利かせることで、貯蓄が続けられるという共通点が! 貯め上手な人の「貯め方」「使い方」のポリシーを聞きました。

年250万円貯めているひとのポリシー。楽しく節約できる理由に密着

ムリせず貯蓄を続けるには、夫婦で「自分たちの軸」を共有することが大切という、あにかさん。

「たとえば、夫が脱サラ資金を貯めていたときは、おこづかいは少し抑えめに。節約の目的が見えていると、協力が得やすかったです」

また、食材はできるだけ安いところでまとめ買いし食費を抑える一方で、親自身や子どもの経験・価値観を広げるため、旅行の頻度は高め。便利家電にも投資を惜しみません。「家電購入時は型落ちを選ぶなど、情報収集はマメに行っています」

家族全員が幸せに暮らすことで、節約が苦にならず長続きするそうです。

 

【あにかさんのプロフィール】

37歳。夫(38歳)、長男(3歳)、長女(1歳)の4人家族。貯金ゼロから、3年9か月で貯金1000万円を達成。インスタグラム(@anica_1626)で紹介する節約術が人気。

 

【あにかさんの家計表】

夫の月収(手取り) 300,000円
妻の月収(手取り) 200,000円
児童手当 25,000円
収入合計 525,000円

住居費 84,000円
食費(外食費含む) 30,000円
日用雑費・レジャー費 3,000円
電気料金 11,000円
水道料金 5,000円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダー) 14,000円
子ども費(保育園代含む) 24,000円
こづかい(夫) 30,000円
こづかい(妻) 20,000円
生命保険料 14,000円
医療費 10,000円

貯金 200,000円
支出合計 445,000円
収支 +80,000円

世帯年収/630万円
年間貯蓄額/250万円

 

●あにかさんの幸せなお金の貯め方

・夫婦で話し合いお金の価値観を共有!

家計に関して、「ここだけは譲れない!」というこだわりを、夫婦で話し合って明確にすることが大切。

「夫婦間の感覚にズレがあると、結局どちらかに不満がたまることが多いんです」

 

・家計簿はつけず予算表でざっくり管理!

月初めに予算表をつくり、予算内に収まるよう生活。

「予算外の金額は、給与振り込み用口座から、貯蓄と積み立て投資用の口座へ、自動振り込みされるよう設定しています」

●あにかさんの幸せなお金の使い方

・<日用雑費>生活コストを下げる家電には投資!

 

共働きに欠かせないお掃除ロボットは、毎月数千円を積み立てて購入。

「エアコンは省エネ性能の高さにこだわりました。電気代が大幅に変わります」

・<子ども費、レジャー費>家族の価値観を広げる体験に投資!

よく行く旅先は沖縄、コロナ前はグアムなど。

「ただし移動はマイル利用、宿泊費も民泊や定額制の宿泊サービス『ハフ』などを利用して抑えています」

・<こづかい>本・雑誌・マンガで自分時間を豊かに

 

紙や電子書籍のほか、オーディオブックを活用。

「片耳にワイヤレスイヤホンをして、家事をしながら“耳読(みみどく)”。自分時間が確保でき、ストレス解消にも」

 

●これにお金は使わない!

・「疲れて外食」はなるべくセーブ!

外食したくなったら、楽天ポイントなどを利用してランチ。

「夜の外食は高くつくので、疲れたときは総菜や冷凍食品に頼ります」

 

・自分の服&美容はコスパ重視で!

子どもが小さいので、洋服は動きやすさとコスパを重視。

「化粧品もドラッグストアで買える定番品。その分たっぷり使います」

 

お金の使い方にしっかりと基準を設けることで、お金に対する意識が高まり、貯蓄も大成功! 貯まる家計にスイッチするためには、まずは使うところと抑えるところを見極めることからはじめてみましょう。