iPhone 14
David Imel for Engadget

2022年秋に発売と見られるiPhone 14(仮)シリーズのProモデルに、48MPの広角カメラとRAM 8GBが搭載されるとのアナリスト予測が伝えられています。

米MacRumorsが入手したHaitong International Securities(香港を拠点とする証券会社および投資銀行)アナリストJeff Pu氏の研究ノートによると、2022年9月に6.1インチの「iPhone 14」、6.7インチの「iPhone 14 Max」、6.1インチの「iPhone 14 Pro」、6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」の4モデルが発売される予定とのことです。

つまり「iPhone 13シリーズから5.4インチのminiモデルが廃止され、代わりに6.7インチの標準モデルが追加される」ということで、他の有力アナリストらの見解とも一致しています

またPu氏いわく、2つのProモデル(6.1インチと6.7インチ)にはアップグレードされた48MPの広角レンズと12MPの超広角レンズおよび望遠レンズを搭載した背面カメラシステムを備えているとのこと。これは有名アナリストMing-Chi Kuo氏が何度か述べている「48MPの広角レンズが8Kビデオ撮影に対応する」との情報とも符合しています。

さらにPu氏は、iPhone 14 ProモデルにはRAM 8GBが搭載され、前iPhone 13 Proモデルの6GBより増やされるとも予想しています。

この見通しは、近年のAndroidスマートフォンが軒並み8GB以上を積んでいる現状からは信ぴょう性があると思われます。が、その一方でPu氏の「iPhone 14の4モデル全てに120Hzディスプレイが搭載される」との主張は、可能性が低いかもしれません。今年9月、ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏がiPhone 14の標準モデルは60Hz画面のままだと発信していました。

これまでのアップル未発表製品に関するPu氏の予想は、当たり外れがあります。たとえば2021年にミニLEDディスプレイを搭載した16インチMacBook ProとiPad Proが発売されると的中させましたが、3Dカメラを搭載したHomePodが2019年に発売されると主張したことは外しています。

ともあれ、次期iPhoneでカメラの解像度が上がる可能性は高いはず。それに伴い写真のファイルサイズも巨大化が予想されるため、外部出力の速度を上げるためににUSB-Cが採用されるかどうかが気がかりなところです。

Source:MacRumors