今冬の最新三大鍋トレンド!これから食べるべき鍋はコレ【2021~2022版】

今冬、注目を集める鍋トレンドは?

いよいよ鍋の季節到来!すでにスーパーの陳列棚には鍋の素がずらっと並び、冬の野菜も充実しはじめています。どこの家庭にも定番の鍋はあると思いますが、せっかく何度も食べるのなら最新鍋も見逃せません。

はたしてこの冬はどういう鍋がトレンドなのか……。各大手メーカーからの調査をふまえて、macaroni 編集部がこの冬の三大鍋を発表します!

1. ラーメン超え!こってり濃厚鍋

世間が不況になると “濃い味の商品が売れる”、“女性の眉毛が太くなる” といった傾向があるといわれています。これは一説によると、不安状態だからこそ、少しでも手応えやパワーを得たくなるためだそう。

現在の不安定なコロナ禍においても、にんにくのきいた韓国発の「マヌルパン」や、生クリームをたっぷり挟んだイタリア生まれのスイーツ「マリトッツォ」など、濃い味のトレンドを目にするようになりました。

2. だしが進化。新しゃぶしゃぶ

近年、しゃぶしゃぶと鍋のボーダーレス化がすすんでいることにお気づきでしょうか。これまで “しゃぶしゃぶ=ごちそう” という印象が強く、鍋とは別の料理として認識されていたように思います。

ところが、しゃぶしゃぶは具材を切って用意するだけなので調理が簡単、平日夜の献立としても人気が高まっているといいます。食べるごとに火に通すので、おいしい状態で楽しめるという利点も。

最近はかつおや昆布だけではなく、味の幅の広がりが顕著。各メーカーもしゃぶしゃぶ鍋の素にはとくに力を入れているようで、ミツカン『スープで味わうしゃぶしゃぶ(ゆず塩 / 極みだし)』や、モランボン『スープでしゃぶしゃぶ(牛だしの旨み)』など、スープそのものを楽しむような商品が目立ちつつあります。

日本料理店へ出向いて味の研究をしたり、煮込んでもえぐみの出ないような味の構成、パウチに香りが移って飛ばないようにしたりなど、細やかな研究をされているようですよ。

3. フードロス削減。残さず楽しめる鍋

いま世界ではサステナブルな社会を実現するために、企業のSDGs(※)への取り組みが活発化し、一般消費者の関心も高まってきています。そのなかでも食にまつわる課題で、とくに注目されているのがフードロス。鍋界隈でも食の無駄がないような食べ方が脚光を浴びています

そのひとつとして「新しゃぶしゃぶ」と「こってり濃厚鍋」にも共通していえますが、締めまでおいしい、スープを最後まで残さずに食べきれるように工夫がなされた商品が増えています。また、野菜の端材や魚のアラ、おからなどを利用した鍋を作る人も増えそうな予感。

※持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)

鍋の魅力はまだまだ増すばかり

文/倉持美香(macaroni 編集部)