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「体調が万全ではない中で、お考えやお気持ちをご自身の言葉で真摯にお述べになられた」

こう語ったのは宮内庁の西村泰彦長官。

10月26日に結婚した、秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さん。2人は同日の午前中に入籍を済ませ、午後に「小室夫妻」として揃って結婚会見に臨んだ。

眞子さんと圭さんは事前に用意した原稿を読み上げ、会見はわずか11分で終了。さらに前日には質疑応答の取り止めが急きょ発表され、文書での回答に変更されるといった異例の形式がとられた。

各メディアによると、西村長官は28日の定例記者会見で、冒頭のように会見に臨んだ眞子さんを慮ったという。そして「あそこまで苦しまれてこられたということに、お支えする立場として大変申し訳ない」と話し、質疑応答がなくなったことについては眞子さんの体調を配慮したとして「止むを得なかった」とコメント。

’17年9月の婚約内定会見から4年あまり、眞子さんと圭さんがゴールインするまでの道のりは波乱に満ちていた。圭さんの母・佳代さんに金銭トラブルが報じられたことを発端に、小室さん親子にさまざまな疑惑が浮上した。

圭さんは今年4月、金銭トラブルについて約4万字に及ぶ文書を発表するも、多くの人の納得を得られる状況にはならなかった。しかし、宮内庁はこれらの疑惑について“スルー”ともいえる対応を見せた。

「西村長官は圭さんが発表した文書を、『非常に丁寧に説明されている』と評価しました。しかし圭さんが“保身に走っている”といった厳しい批判も多く、西村長官の“ベタ褒め”は世間との温度差が浮き彫りになりました。そもそも宮内庁は、婚約までに圭さんの身辺調査をどれくらい行なったのかさえも不明なのです」(皇室担当記者)

■「詳細を承知していない」

眞子さんは会見の中で、圭さんの金銭トラブルの対応や留学について「私がお願いしました」と明かしていた。その一方で、「本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました。そのために生まれてしまった誤解もあったと思います」とも話していた。

「眞子さんが主導したことについて西村長官は、『私は詳細を承知していないので、答えを差し控える』と回答するにとどまったのです。これでは宮内庁は、“他人事として傍観してきた”と捉えられても仕方がないのではないでしょうか。結果的に、眞子さんが矢面に立って圭さんを擁護した形になってしまいました。こうなってしまう前に、宮内庁には積極的に情報を発信していくなど、できることがあったのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)

西村長官をはじめとする宮内庁の姿勢に、ネット上では疑問視する声が相次いでいる。

《なぜ詳細を承知していないの?》

《宮内庁として分かること全て、どんな経緯で婚約内定会見をすることになってから延期して結婚に至ったのか説明してほしい》

《今回の件で一番納得がいかないのは宮内庁の対応ですね。皇室の活動をサポートするのが宮内庁の役割で、国民との良い関係を維持するためのサポートは宮内庁の重要な責務の一つではないのでしょうか》