車に乗ったまま新型コロナウイルスの検査をできる医療用コンテナを使った検査センターが宇都宮市内に１日オープンするのを前に３０日、報道関係者に公開されました。

医療用コンテナを使った検査センターが設置されたのは宇都宮市峰にある宇都宮大学の前の空き地です。

この空き地は市内にある飯田病院の土地で、社会貢献を目的に病院がセンターのオープンに協力しました。

運営は医療用コンテナの製造・販売会社Ｓａｎｓｅｉ（サンセイ）が国に報告する実証実験の一環として行い、こうした検査センターは全国で初めてだということです。

コンテナには、だ液の採取場所と検査場所が連結されていて、すぐに検査が可能となっています。

大田原市に本社がある医療機器メーカーのキヤノンメディカルシステムズが検査試薬を提供し、蛍光ＬＡＭＰ法と呼ばれる遺伝子検査により最短３０分で結果が分かるということです。

密を防ぐため唾液を採取する８室の個室が設けられていて、車に乗ったままのドライブスルー方式も選べます。

検査の予約は専用のウェブサイトからでき、１日最大１０００人の検査が可能だということです。

１日から平日の運用が始まり１０月中旬からは毎日行う予定です。