高根沢町では栃木県のオリジナル品種のナシ、にっこりの出荷が２９日から始まりました。

ＪＡしおのや梨部会では高根沢町の１６軒の生産者がおよそ６４０アールの畑でにっこりを生産しています。

今年はナシの花が咲く時期が早かったためか、例年より１週間ほど早い２９日に初出荷を迎えました。

にっこりは実が大きく重さが１キロを超えるものもあり、贈答品としても使われます。

選果場にはおよそ２．５トンが集められ、光センサーで糖度などを調べたあと、大きさごとに分けて箱詰めされていきました。

ＪＡしおのや梨部会によりますと、今年は４月に霜が降りたため収穫量が減り、なかには例年の３割ほどしか出荷できない生産者もいる見込みだということですが、夏は晴天に恵まれ甘くてみずみずしい実に育ったということです。

ＪＡしおのやのにっこりは県内や東京・大阪方面に１１月上旬ごろまで出荷される予定です。