台風や豪雨などで洪水や浸水被害が発生したときに市民の車を避難させる場所を確保しようと栃木市は２８日、大手パチンコ店の運営会社と協定を締結しました。

栃木市と協定を結んだのは、東京に本社を置くパチンコ店運営のベガスベガスです。

大川秀子市長と東京エリアの川上宏喜エリア長が協定書に調印しました。

この協定により災害発生時には栃木市箱森町にあるベガスベガス栃木店の立体駐車場に３００台以上の車両が避難できるようになります。

栃木市が車両の避難場所として民間の企業と協定を締結するのは今回で４社目、ベガスベガスが自治体とこのような協定を結ぶのは山形県の店舗に次いで２件目です。

２０１９年１０月の東日本台風の際、栃木市では床下床上合わせておよそ８０００戸が浸水、３０００台を超える車両が被害を受けたといいます。

栃木市では供した協定で１０００台以上の車両避難場所の確保を目指していて大川市長は「いざというときの準備が進んでいる。市としても心強い」と感謝を述べました。