縄文時代を生きた人々の暮らしを感じる 特別展『縄文2021―東京に生きた縄文人―』東京都江戸東京博物館にて開催
特別展『縄文2021―東京に生きた縄文人―』が、2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで、東京都江戸東京博物館にて開催される。
本展は、縄文時代を生きた人々の“生”の暮らしはどのようなものだったのか、江戸東京の暮らしや文化を振り返る源流ともいうべき縄文時代の人々、特に東京の縄文人の暮らしに焦点をあてた展示会だ。
丘陵人(おかびと)の肖像(顔面装飾) 多摩ニュータウンNo.72遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵
ハート形土偶 板橋区赤塚城址貝塚出土 縄文時代後期 江戸東京たてもの園蔵
東京都江戸東京博物館は、これまで江戸東京の様々な暮らしや文化を歴史資料に基づいて復元・再現した展示を行ってきた。本展ではその実績を活かし、最新の調査成果から考える縄文時代像を展示。縄文時代の出土品が、どのような場所でどのように利用されていたか、生活空間や道具を復元模型や映像などを用いて具体的に再現し、当時の生活の復元を試みる。
国宝 土偶(縄文のビーナス) 茅野市所蔵 尖石縄文考古館保管 展示予定期間:10月19日~11月14日
国宝 土偶(仮面の女神) 茅野市所蔵 尖石縄文考古館保管 展示予定期間:11月16日~12月5日
本展では、縄文時代の村の様子を再現した2つの復元模型により、当時の生活空間を表現。また、肖像画も写真もなかった縄文時代に生きた人々の姿や思いのつまった100点以上の土偶や、土、石、骨などといった様々な素材から形作られた道具類も展示する。
翡翠製大珠 多摩ニュータウン№72遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵
浅鉢形土器 多摩ニュータウン№72遺跡出土 縄文時代中期 東京都教育委員会蔵
特別展『縄文2021―東京に生きた縄文人―』は、2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで、東京都江戸東京博物館にて開催。