NurPhoto via Getty Images

Twitterは数か月前に導入した「Fleet」の提供終了を発表したばかりですが、同時に今後の新機能の導入に関してもコメントしています。そんなTwitterが開発している新機能の数々を、研究者らが明らかにしたことが報じられています。

まずリバースエンジニアのAlessandro Paluzzi氏(Instagramが検討中のExclusive storiesを発見した人)によると、Twitter社はプロ向けの「Twitter for Professionals」を開発中で、設定タブ内で利用できるようになるとのことです。

具体的には、ユーザーが自分のプロフィールに働いている業界を表示するカテゴリーを選択できるようになる模様です。「プロフィールに表示するカテゴリを選択します。アカウントを最もよく説明するものを選びます。これは公開プロフィールに表示されます」と説明されています。

Twitter社は認証バッジ申請プログラムを再開した際に「About」セクションを新設し、プロフィールページの刷新にも取り組んでいると述べていました。Paluzzi氏の発見はそれとは違いますが、「プロフィール表示を充実させる機能」を強化する方向では一致しています。

このカテゴリーでは「エンターテインメント&レクリエーション」「自動車」「教育」「ダンス&ナイトクラブ」などが想定されているとのこと。

また、ビジネスアカウント(ブランドや小売店など)とクリエイターアカウント(公人やアーティスト、インフルエンサー向け)を切り替えることができるようになると述べられています。

そしてさらに重要そうな機能は、Web開発者のNima Owji氏(Twitterの音声チャットサービス「スペース」がWeb版でも発言できるようになる可能性を指摘した人物)が発見したもの。同氏は、特定の相手からのDM(ダイレクトメール)をミュートできる方法を開発中だと報告しています。

あるアカウントをミュートすると、そのメッセージはフィルタリングされ、メッセージリクエストリストの一番下に回されるとのこと。現在あるDMのミュート機能はあくまで「受信通知を非表示にする」ことに限られており、ブロックすると面倒なことになるがDMを目にしたくないような相手の扱いに困る場合がありました。

最近のTwitterは有料プラン「Twitter Blue」など大がかりな動きが注目を集めがちですが、多くのユーザーを長期間にわたって引き止めるには細やかな使いやすさや、痒いところに手が届く気配りが必須となるはず。ネットでの人間関係に波風を立てず、適度に距離を保てるシステムの改良を今後も期待したいところです。

Source:Alessandro Paluzzi,Nima Owji

via:9to5Mac