少年少女たちの残酷な「恋」と「性」を不穏な映像とともに映し出す 浅野いにお原作の映画『うみべの女の子』本予告編を解禁

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8月20日(金)公開の映画『うみべの女の子』から、本予告編とメインビジュアルが解禁された。

『うみべの女の子』は、漫画家・浅野いにお氏が2009年に発表した同名漫画を実写映画したもの。『猿楽町で会いましょう』『イソップの思うツボ』の石川瑠華と、『14の夜』などの青木柚がW主演を果たした映画だ。共演には、前田旺志郎、中田青渚、倉悠貴らが名を連ね、『リュウグウノツカイ』などのウエダアツシ監督がメガホンをとっている。

メインビジュアル (C)浅野いにお/太田出版・2021『うみべの女の子』製作委員会 

本作で描かれるのは、海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅(石川瑠華)と内向的な同級生・磯辺(青木柚)を中心とした物語。憧れの三崎先輩(倉悠貴)に手ひどく振られた小梅は、ショックから自分のことを好きだと言ってくれた磯辺と関係を持ってしまう。初めは興味本位だった二人の関係だったが、小梅は徐々に磯辺への想いを募らせ、一方で小梅に恋焦がれていた磯辺は関係を断ち切ろうとする。やがて、イジメを苦に自殺した兄への贖罪から、磯辺はある行動に出ることになる。


解禁された本予告編は、小梅や磯辺とその友人ら学生たちのありふれた日常からスタート。しかし、その後は、愛の告白を嘲笑する三崎先輩、「男なんてみんな死ねばいい」と毒づく小梅、磯辺にブラウスを外される小梅、兄が自殺したことをネットに書き込む磯辺、漆黒の海にたたずむ不気味な男など、不穏なシーンとともに少年少女たちの「恋」と「性」が次々と映し出されていく。状況を煽るかのようにバックに流れる、world’s end girlfriendの音楽にも注目だ。

『うみべの女の子』は8月20日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開。