鹿沼、日光、塩谷地区の市長や町長と福田富一知事が地域の課題について意見交換するブロック別市町村長会議が28日、高根沢町で開かれました。

県は市や町と連携を図ろうと地域ごとに知事との意見交換の場を設けていて、今回は鹿沼、日光、塩谷地区の4市2町の市長と町長が参加しました。

県が11月末までに全ての世代の希望者への接種を完了させたい新型コロナウイルスワクチンについてですが、開催地となった高根沢町の加藤公博町長は「医療機関が少ない市町にとって医療従事者の確保は困難。接種に関わる医療従事者の調整は県の支援が必要不可欠」と述べました。

そのほかの市長や町長からも「医療従事者の確保」のほか「ワクチンに関する情報が早くほしい」などの意見が相次ぎました。

福田知事は「医師、看護師合わせておよそ千人の登録がある。市町とのマッチング図りたい」と述べた一方で「職域接種ができなくなるなど国も混乱している」とし「各市町が  やろうとしてることができるよう国に働きかけていきたい」と答えました。