宇都宮グランドホテル 7月末で営業終了
かつて皇室や海外の首相なども宿泊した、宇都宮市の「宇都宮グランドホテル」が経営不振のため、7月末をもって営業を終了することがわかりました。
宇都宮市西原町の宇都宮グランドホテルは秩父宮妃殿下の宿として67年前、前身である「割烹旅館 陽南荘」の営業が始まり、1971年、昭和46年には宇都宮で初めての西洋ホテル、「宇都宮グランドホテル」として歴史を刻んできました。
2016年に敷地と建物を宇都宮市の「丸井物産」に売却し、内装をリニューアルするなど経営体質の強化を目指してきましたが、新型コロナウイルスの影響を受け今年1月から3月まで休業。
その後、営業を再開したものの5月17日から再び予約が入っていたものを除き客室や宴会場などの営業を取りやめていました。
当初の予定では7月1日から再開する予定でしたが、経営不振などから従業員に対して25日、7月31日で営業を終了する方針が告げられたということです。
宇都宮グランドホテルは昭和天皇やイギリスのサッチャー元首相などの宿泊先になっていたほか、結婚式場としても多くの人に親しまれていた施設でした。