「中食」需要増 冷凍ケーキの新工場整備
コロナ禍で巣ごもり需要が高まる中、高品質な冷凍ケーキを手掛ける宇都宮市の企業が新たな工場の建設を進めています。
宇都宮市川田町にある日東コーン・アルムは1950年に創業し、まるでパティシエが手作りしたかのような高品質なスイーツの開発・生産を行っています。
大手カフェチェーンやコンビニエンスストアなどに商品を提供していて、近年特に注目を集めているのが「プレミアム冷凍ケーキ」と呼ばれる商品です。
凍らせていれば1年間保存できるうえ、味や食感は高品質でまさにプレミアム。
スイーツ市場の盛り上がりに加え、コロナ禍の巣ごもり需要が後押しとなって企業からの引き合いが増え、工場はフル稼働の日々が続いています。
そこで去年10月から生産能力向上のために新工場の整備を進めています。
およそ15億円を投じて本社の隣に作っている新工場は延べ床面積が2,833平方メートルと冷凍ケーキの工場としては県内最大級の規模で、生産力を最大で2倍にする計画です。
工場生産ながら手作業の工程にこだわっていて、新工場に合わせて従業員をおよそ50人増員します。
完成は9月末、11月ごろの稼働を目指していてスイーツの高品質化に積極投資で対応していきます。