温度差すごすぎない? 「わんにゃんふれあいイベント」が中止→「ショベルカー操縦体験」に...急展開の理由を聞いた
天候が優れなかったり、必要な機材や人員などが急遽用意できなくなったり、といった具合で、当初予定していた行事やイベントなどが開催できなくなってしまうことはままある。
そんな場合は、イベントの開催を後日に延期をするか、代わりのイベントを開催するのが一般的だ。
ツイッターでは茨城県で開催された、元のイベントとあまりにも温度差の大きい「代替イベント」が注目を集めている。
ガラスに、一枚の黄色いポスターが貼られており、4月29日に予定していた「わんにゃんふれあいイベント」なるイベントが中止になったと書かれている。ここまではおかしなことは無いのだが、続く文面には、
「『ショベルカー操縦体験』に変更させていただきます」
とある。
「わんにゃんふれあいイベント」という名前から察してゆるふわな感じのイベントから、なにやらいきなりゴツい感じのイベントに変更になっている。ギャップがすごい......。
この貼り紙に対し、ツイッター上では、
「温度差、落差、おかしすぎるやろ(笑)」
「重機との触れ合い最高じゃないっすか!」
「ショベルカーとふれあい体験!」
「何がなんでも楽しませてやる!という意気込みが有難い」
といった声が寄せられている。
話題になっているのは、ツイッターユーザーのtaku.taka(@taku_tkhs)さんこと高柳拓也さんが2021年4月24日に投稿した写真。Jタウンネット記者は27日、投稿主の高柳さんに取材した。
できる範囲で模索した上での最適解だった
茨城県でイベント運営や教育業などを手掛ける会社の社長を務めている高柳さん。話題の貼り紙は25日、水戸市にある住宅展示場「ハウジングギャラリー水戸」で見つけたものだという。
「25日午後、デビューイベントなどを企画し弊社としてもサポートしてきた飴細工アーティストの『蜜咲ばぅ(@baumitsu_)』が、会社の近くにあるハウジングギャラリー水戸のイベントに出展していたため、そこを訪れたところ、貼り紙を見つけた形です」
と発見の経緯を説明。同行していた社員たちと一緒に「かなり激しい変更だな」と盛り上がったそうだ。
「同行していた弊社の社員(シンガーソングライター)も蜜咲も猫好きなため、わんにゃんふれあいイベントの中止は残念がっていました(僕はもはや面白いと思いましたが笑)。
ただ、初対面の弊社社員と蜜咲も『この件をきっかけにテーマソングの製作をしたいねー』などと仲良くなっていました」(高柳さん)
変更内容がロックすぎる pic.twitter.com/F9KR4KKsjI
— taku.taka (@taku_tkhs) April 24, 2021
Jタウンネット記者は28日、貼り紙を掲示していたハウジングギャラリー水戸にも取材した。取材に応じたイベント運営の担当者は、そもそも予定していた「わんにゃんふれあいイベント」の概要について、
「私たちとやり取りのある業者さんからワンちゃんやネコちゃんを展示場に連れてきてもらって、来場した方々に触れあってもらう、というイベントを予定していました」
と説明した。しかし、新型コロナウイルスの感染状況を含め健康面について総合的に配慮した結果、残念ながら開催の一週間ほど前にイベントの中止を決めたとのことだ。
その代わりに開催することになったのが「ショベルカー操縦体験」というわけなのだが、なぜこのようにまったく毛色の違うイベントを開催することになったのだろうか。
その理由について、担当者は「限られた時間・選択肢の中で、これが一番お客さんに喜んでもらえそうな企画だと思った」。ちなみに、気になるイベントの内容は、
「専門家の方と一緒に、来場者のお子さんたちにショベルカーの操縦体験をしてもらうというものです。
会場にボールプールを設置して、ショベルカーを操縦してプールの中のボールを掬ったりして楽しんでもらう感じです」
とのこと。可愛いワンちゃんやネコちゃんとのふれあいイベントが中止になってしまったのは残念だが、たしかにこれは子どもたちも大喜びしたに違いない。