「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトの第1弾でBEAMSとのコラボでのアロハシャツが登場
プロジェクト第1弾のBEAMSコラボのアロハシャツの店内販売の様子
ハワイ州観光局は、「WEAR ALOHA, SAVE ALOHA.」プロジェクトを発足し、特設Webサイトを開設した(https://www.allhawaii.jp/wasa/)。「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」キャンペーンのプロモーションの1つで、自然環境の保全の大切さを伝えるため、そのメッセージをアロハシャツに込めて発信するプロジェクト。賛同したアパレルブランド3社とのコラボレーションにより、プロジェクト用のアロハシャツが共同開発されている。
プロジェクト第1弾のBEAMSとのコラボレーションで、キム・シエルベック氏は、アロハシャツに“守りたいハワイの固有植物”を描いた。ハワイの自然は約2,944種もの豊かな固有種で彩られているが、その多くが絶滅や枯死などの危機に直面しているのが現状。アロハシャツでは、オヒアレフア、ビーチ・ナウパカ、オーハイ、ハラ(タコノキ)、オーヘロ・カウ・ラーアウ、ニウ(ココヤシ)、ハウ(オオハマボウ)の花などの固有植物や、ポリネシアから持ち込まれた植物が描かれており、あらためて植物の多様性について考えるきっかけとなる。
一方のジャック・ソレン氏が手掛けたアロハシャツは、ハワイアンたちが過ごす海にプラスチックごみが浮かぶ様子を表現したもの。ハワイの海は昔から人々の生活と深くつながっているが、現在は深刻な海洋汚染にも直面している。今回のデザインでは、サーファーたちの生き生きとした姿とともに、よく見ると自然界にはない形のピースが描かれていることが特徴。それがマイクロプラスチックのイラストで、「素晴らしい海の姿が今後も続いてほしい」「綺麗な海を保っていきたい」という気持ちを呼び起こす。
キム・シエルベック氏のデザインコンセプト
ジャック・ソレン氏のデザインコンセプト
ハワイ州観光局
URL:https://www.gohawaii.jp/
2021/04/27