非表示設定されていたドコモのページ

総務省は26日、NTTドコモとKDDI(au)が行っていた「検索時の解約手続ページの非表示について」を発表した。


非表示設定されていたauのページ

NTTドコモとKDDI(au)が実施していた細工は、HTML文書に「noindex」というタグを埋め込むことにより、検索エンジンで検索した際に「解約手続ページ」が表示されないというもの。

ドコモとauの公式サイト内には「解約手続ページ」は存在していたものの、ユーザーがGoogleやYahooで「ドコモ 解約」「au 解約」などと検索した際に、ドコモでは「携帯電話の解約お手続き方法」「携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法」、auでは「スマートフォン・携帯電話の解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ」というページが検索結果に非表示になる状態だった。

すでに両社は「noindex」タグを、ドコモは2021年1月20日に、auは2020年12月25日に削除しているが、それ以前は解約を望むユーザーにとって不親切な状態となっていた。

なお、ソフトバンクは元々「noindex」タグが設定されておらず、皮肉なことに解約を望むユーザーにとって適切な状態だったのは大手3キャリアの中ではソフトバンクだけだったということになった。

発表資料
URL:https://www.soumu.go.jp/main_content/000735824.pdf
2021/02/26