▽この記事の要約▽

中食需要からテイクアウト専門店を期間限定復活

定番のほか個食向けアラカルトメニューを豊富に扱う

通勤・通学など生活導線上へテイクアウト専門店を出店へ



反響大のテイクアウト店をJR芦屋駅で復活

株式会社あきんどスシローは12日、コロナ禍で高まる中食需要に合わせ、昨年限定開設したテイクアウト専門店を「スシローJR芦屋テイクアウト店」として同日より復活、期間限定で再オープンさせた。

スシローでは、2020年9月に期間限定でテイクアウト専門店をオープンさせたところ、1日平均約400人以上の利用客があり、想定の約2.5倍以上もの反響があったという。

これを受けた再オープンの同店は、既存店舗のキッチン設備を活用、多店舗で展開するサテライト店舗として運営する。出店場所のJR芦屋駅は、周辺に住宅街や学校があり、通勤通学時間帯は行き交う人が非常に多い。日中も買い物客で賑わうエリアで、幅広い客にアピールできる絶好の立地といえる。

こうした立地に合わせ、スシロー人気のネタを詰め合わせた持ち帰り人気1位の「スシローセット12種」や、前回出店時に好評だった650円(税込)とお得で手軽な「寿司盛り合わせ」などを提供する。


さらに普段の食卓にプラスしやすいアラカルトセットや個食向けメニューなど、テイクアウト専門店のみで販売する商品も多数取り揃えた。にぎりやサイドメニューのアラカルトもあり、昼食・夕食・つまみと多様な食シーンに対応する。

テイクアウト業態を新たな事業の柱に

スシローではすでに、既存店舗全店でのテイクアウト対応、ネットでの注文受付を開始しているほか、一部店舗では客が注文商品をスムーズに持ち帰れる「自動土産ロッカー」の導入も行っている。デリバリーサービスも幅広く実施中だ。


今後はさらに人々の往来が多い消費者の生活導線上へのテイクアウト専門店出店を本格化させる方針で、2021年中には10店舗の開業を目指すとした。


柔軟に店舗経営を維持

コロナ禍でも人々が食事をしなくなるわけではない。食ニーズは不変であり、店内飲食に限らず、幅広い世帯の食卓へとカバー範囲を拡張すれば、必ずチャンスが見えてくる。

スシローの柔軟な展開は、そうした危機における経営の基本姿勢ともいえるものだ。発想の転換を大切に前へ進みたい。