クラブ史上初となるブンデスリーガ1部昇格を果たし迎えた昨シーズンでは、ケヴェン・シュロッターベックに次ぐチーム2位のkicker採点平均を記録し、クラブ史上初の1部残留へ大きく貢献していたベテランMF、クリスチャン・ゲントナー。しかしながら今季は負傷の影響によりわずか6試合のみの出場に止まっており、12月12日のバイエルン戦にて一度は復帰を果たしたものの、それから再び離脱へと入っているところだ。

 「来週水曜の試合までには間に合いたいと思うよ」と、金曜のレヴァークーゼン戦を前に語った同選手。この試合での復帰の可能性も取り沙汰されていたが、「賢明に、あと数日待つことにした」と言葉を続けている。特に12月の復帰については自身の判断を責めており、「年を重ねると、時に愚かさから守らないこともあるんだ」とコメント。「残念ながらあせってしまった。そしてまた傷口が開いてしまったんだ」と振り返った。

 ただその一方でチームはここまで非常に好調な戦いぶりをみせており、下馬評を大きく覆す、欧州リーグ出場権争いへと参加しているところ。その理由について主将は、「監督と選手、クラブ内の全てが調和している」と指摘、「非常にこのチームにまとまりがあり、キャラクターという面でも非常に良いものがある」と胸を張った。「でも今の位置は瞬間的なものでしかないけどね」その夢の続きは、今回のレヴァークーゼン戦での勝利により、もうしばらくは続くことになる。