ポケモンカードへ情熱を見せるクラマー。(C)Getty Images

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 ブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝メンバーでもあるクリストフ・クラマーの、日本発の大人気カードゲームへの傾倒ぶりが話題だ。英紙『The Sun』が報じている。

 来月30歳を迎えるクラマーは、13-14シーズンから現所属のボルシアMGに加入。ハードな寄せや運動量の多さから“ボランチの鑑”として存在感を発揮し続け、今シーズンはチャンピオンズ・リーグのグループステージ突破の立役者の1人にもなった。ドイツ代表としても、2014年のブラジルW杯の際に大逆転でメンバー入りを果たすと、決勝では先発に抜擢され大会制覇に貢献した。

 そんなクラマーには、もうひとつの顔がある。それがポケモンカードの収集で、ついにはオリジナル版のコンプリートも成し遂げたようだ。『The Sun』では「ポケモンは子供の頃からの趣味で、サッカーは唯一無二の情熱」と語る、彼のコメントを次のように紹介している。
 
「90年代に生まれた子供はみんな大のポケモンファンだったと思う。小学校の時にカードを集めるのが楽しくて、全部持っているのが子供の頃の夢みたいなものだったんだ。僕のチームメイトのほとんどが子供の頃に同じことをしていたと思うが、彼らはカードを手放して収集をやめてしまった。でも、彼らは(今も続けている)僕に敬意と祝福の言葉をかけてくれるんだ」

 90年代半ばにリリースされて以来、世界的な流行となり、古いものでもネット販売で5000ポンド(約70万円)以上の値がつくというポケモンカード。「絶対に売らないよ」と答えてみせたドイツ人MFが、W杯と151枚のポケモンカードを全て手にした世界唯一の男であることは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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