トリックアートを施したラッピングバス(岐阜県高山市で)

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 飛騨肉牛生産協議会は、高山市の濃飛乗合自動車と協力して28日から、デザインをリニューアルした「飛騨牛」のラッピング高速バスを運行する。期間は3年で、高山〜東京・名古屋間をメインに、全国各地を走る。今回は片面が女性が飛騨牛を食べる迫力あるデザイン、もう片面がトリックアートで飛騨牛が浮き上がるデザインにした。新型コロナウイルス禍の中、飛騨牛業界全体の盛り上げを目指す。

 飛騨牛をPRするとともに、インターネット交流サイト(SNS)での拡散も期待している。

 27日は高山市のJAひだ本店で出発式を開いた。同協議会の田中力会長は「ラッピングバスを見た方が『産地で食べてみたい』と、飛騨に足を向けるきっかけになってほしい」と期待を寄せる。

 ラッピングバスは、東日本大震災の影響で販売不振に陥った飛騨牛を盛り上げるため始めた。