海外連戦で一皮むけたシブコ 米ツアー再挑戦も視野に(撮影:村上航)

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<樋口久子 三菱電機レディス 事前情報◇29日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>
長い米ツアー転戦を終えて帰国した渋野日向子が、あす30日(金)に開幕する「樋口久子 三菱電機レディス」で国内復帰を果たす。
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ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ「AIG女子オープン(全英女子)」では予選落ちを喫するなどリンクス2戦で苦戦したが、その後の米国本土では4試合すべてで予選通過。試合感覚は徐々に磨かれていったが、ゴルフだけではなく、海外生活はそれだけでも精神的に負担が大きかった。
「アメリカで戦っていく上で、わたし一人では戦えない。覚悟が必要ですし、いろんな人を巻き込んでしまうので、すごく頑張らないといけないと思います」
大会への出場だけでなく、生活面でのサポートも必要。さらには、コーチの青木翔氏が常に帯同するわけにもいかない。「これからも青木コーチに頼っていくこともあるけど、家族もいらっしゃいますし、アメリカに1年間ずっとついてきていただくわけにもいかない。自分で考えて行動しないといけない」と、不振に陥った場合の原因追及や対策なども自身で考えることが必要になってくる。
「自分がやりたいことを口にする大切さを感じた」と遠征を振り返った渋野。まだまだ成長過程のなかで、何が足りなくて、自分が何をしたいのかを強く思うようになった。
その結果が、自発的なコミュニケーション。「チームと話すことで、目指していく方向も定まっていくし、思っていることを伝えられるようになった」。米ツアーで苦しんだ時期が、渋野の精神面も成長させた。
帰国後の2週間は、練習や実家で家族とふれあうなど充実した時間を過ごしたが、頭の中にはすでに米ツアー再挑戦の思いが渦巻いていた。「グリーンに悩んだり、そういうところのリベンジを早くしたいと考えたり、いままで以上に頑張りたいと思いました」。将来的に本格参戦を目指す米ツアーへの気持ちは、今回の6戦でますます高まっていった。
ここからは最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」まで5試合を日本で戦う。高まる向上心と米ツアーへの思い。12月に開かれる「全米女子オープン」でリベンジするためにも、新しいスタイルで道を切り開いていく。(文・高桑均)

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