料理酒とみりんを大解剖!違いは?おいしい使い方は?おすすめ商品もご紹介
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■料理酒って一体何?役割や使い方は?
出典: photoAC
まずは、料理酒について詳しく見ていきましょう。
・料理酒とはどんなお酒をさすの?
料理酒とは、料理の仕上げや下処理で使用し、お肉や魚の生臭さを消してくれたり、風味を加えたり、味を染み込みやすくしてくれる調味料です。お酒ではあるけれども、より調味料の要素が強いものが料理酒と言えるでしょう。
・普通のお酒との違いは何?
普通の清酒と料理酒の一番の違いは、“飲めるのか飲めないのか”です!料理酒と呼ばれているものの多くには食塩が含まれており、料理にコクや旨味両方をプラスすることを目的として製造段階であえて酸味や雑味が残されていることがあります。
・料理酒はどんなときに使うのが正解?
料理酒は、“素材の臭みを消すとき”“素材をやわらかくしたいとき”“旨味とコクをプラスしたいとき”“風味づけしたいとき”に使用するのがおすすめです。お酒の持つ力で、いつもの料理がランクアップします。
ただし、海水に近い約2〜3%の塩分濃度があります。使用しすぎると塩分の摂り過ぎにもなりかねないので注意が必要です。
・意外と知らない「純米料理酒」と「料理酒」の違いは?
どっちも一緒の料理酒ですがその違いは原料にあります。純米料理酒の原料は、米・米麹・食塩ですが、料理酒にはこの3つの原料にさらに、ワインなどの醸造用アルコールなどが加えられています。純米料理酒はお米本来の旨味や風味を感じられ、料理酒は総合的なコクや旨味をプラスしてくれるというのが大きな違いです。
■みりんとは一体何?その正体は?
出典:筆者撮影
続いてはみりんについて詳しく見ていきましょう。
・みりんとはどんなものなの?
みりんはお米のお酒で、基本的にはもち米、米麹、焼酎で作られています。実はそのまま飲んでもおいしいのをご存じでしょうか。もともとは甘いお酒として飲まれており、高級品だったそうです。料理に使用すると、照りを出してくれたり、魚の煮崩れを防いでくれたりもします。
みりんはお酒類に分類されています。そのため、未成年には購入することができないので注意が必要です。また消費税に関しても軽減税率の対象外になっています。
・料理酒との違いは何?
一番の大きな違いは糖分です。料理酒もみりんもどちらもお酒の調味料に変わりはありませんが、みりんには糖分がたくさん含まれています。どのくらいかというと、鍋にみりんを入れて煮立たせアルコールを飛ばしていくと、スイーツにも使えるシロップが作れるほどです。
またスーパーなどで良く見かけるみりん風調味料は、水あめやブドウ糖などでみりんの甘みが再現されています。みりんや料理酒と比べてアルコール度数が低いこともその特徴です。
・みりんはどんなときに使うの?
みりんには糖分がふくまれているため、料理に甘みをつけたいときに使用するのが効果的です。また、素材を引き締めて煮崩れを防いでくれる役割を持っているので、煮魚のときには重宝します。
みりんに梅をつけて簡単に梅酒を作れるという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、みりん梅酒は違法になります。アルコール度数20未満のお酒を用いて果実酒を作ることは、酒税法で禁止されているからです。
・みりんがないときは料理酒で代用できる?
みりんの甘みはお酒に加えられた米のデンプンが発酵して糖になっているものです。みりんを切らしてしまっているけれど、すぐには買いに行けない、どうしようというときには、料理酒に砂糖を混ぜてみりんの代用にしましょう。
■スーパーで買える料理酒とみりんおすすめ4選
ここからはおすすめの商品を紹介していきます。まずは身近なスーパーで買える料理酒やみりんです。
・スーパーで本格志向の料理酒を買うなら料理専用米だけの酒
出典: @yagigigi1234さん
『日の出みりん』から発売されている「料理専用米だけの酒」は、原材料が国産の米と米こうじだけという本格的な料理清酒です。
塩分や醸造アルコールなどの副原料が一切使われていないため、お米そのものの旨味やコクが料理にプラスされ、いつもの料理をさらに引き立たせてくれます。
・オーガニックにこだわりたいならこの1本
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国産でオーガニックにもこだわりたいという方の願いを兼ねてくれるのが、『TOPVALU 』のグリーンアイシリーズの「オーガニック 純米料理酒 醸造調味料」248円(税抜)です。
体や自然環境に配慮したトップバリュが展開するブランド、トップバリュグリーンアイのものだから、原材料には100%国産の有機米が使用されています。
・サイズ違いも販売してあって選びやすい本みりん
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『TOPVALU(トップバリュ)』の「純米 本みりん 酒類調味料」は、もち米、米麹、アルコールが原料になっています。サイズは500mlで258円(税抜)のものと、300mlで178円(税抜)のものが売られています。
一人暮らしの方や、ちょっと試してみたいなという方には小さいサイズもおすすめです。
・使っている方も多いかも!?タカラ本みりん
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すでに使っている方も多いかもしれませんが、それでも紹介したいのが『宝酒造』の「タカラ本みりん醇良」です。特徴的なのは9種類以上糖がバランス良く含まれている点。
まろやかでかつ上品な甘さを料理にプラスしてくれます。また、アミノ酸も18種類以上含まれていて、糖といっしょにコクや旨味を生み出し、料理をまろやかな味わいに仕上げてくれるみりんです。
■料理が一気に底上げされる!高級料理酒とみりん5選
この1本で料理にこんなにも深みででるの?と感じるくらいの素晴らしい料理酒とみりんばかりです!
・秘伝の仕込みで作られるうま味成分がたっぷり
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『杜の蔵』の「【百福蔵】琥珀の料理酒 1800ml」1,980円(税込)は、糖類、塩、化学調味料が一切加えられていません。農薬を使わずに栽培された山田錦を使用して製造されており、秘伝の仕込みで生み出される天然の旨味が、料理を風味豊かに仕上げてくれます。
@k.h.6360さんも素晴らしい1本と絶賛されています。白米を炊くときに少量加えれば、ツヤも香りもランクアップするそうで、試してみたくなりますね。
・お料理をふっくらと仕上げてくれる料理酒
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『仁井田本家』の「料理酒 旬味(しゅんみ) 1.8L」2,640円(税込)は、自然米だけで仕上げられている料理酒で、純米100%です。
醸造発酵により生み出される天然のアミノ酸が豊富に含まれていることにより、ひき肉を使ったハンバーグや餃子などもふっくらとさせてくれるそう。使用量も普通の料理酒に比べて1/3ほどで良いそうです。
・心を込めて作られている料理酒
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@chiyochiyo_0113さんも抜群においしいと言われているのが、『白扇酒造』の「福来純 純米料理酒 1.8L」1,815円(税込)です。白扇酒造の所在地でもある岐阜県のお米を主原料にしています。
使用されている米麹はなんと手作業で丹念に育てられたものだそうです。食塩が入っていないため、そのまま飲んでもおいしいお酒で料理のおいしさを際立たせてくれます。
・丹精込められて作られる深いあじわいのみりん
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続いて紹介するのは、『杉浦味醂』の「古式三河仕込 愛桜 純米本みりん3年熟成500ml」1,125円(税込)です。一般的に想像するみりんの色とは少し違う濃い色をしているのは、通常のみりんは仕込んでから2、3ケ月月前後で搾りに入るのに対し、このみりんは6カ月前後で搾りあげられているからです。
また、原料に本格米焼酎を使用していることで豊かな香りも楽しむことができます。@emipon22さんも濃厚で味わい深いと評価されています!
・飲んでもおいしいみりんならこれ!
出典: @ wasyu_yoshizumiさん
『角谷文治郎商店』の「三州三河みりん」は、300mlが490円(税抜)、700mlが1,020円(税抜)、1.8Lが2,320円(税抜)のラインナップです。もち米を丁寧に醸造しているため、柔らかい味わいの甘さが特徴的。
三州三河みりんは飲んでもおいしいそうです。@wasyu_yoshizumiさんもみりんを炭酸で割った“みりんハイボール”をおすすめされています。エスニック料理とも合うそうで、これも味わってみたくなりますね。
■ 料理酒とみりんを使い分けて料理をランクアップ
出典: @yagigigi1234さん
料理酒とみりんで、料理のコクや旨味を足してあげることでいつもの料理もさらにおいしく変化しますよ。いろいろな種類の料理酒やみりんを試してみて、自分が使いやすく好みの味のものを見つけるのも楽しそうです!