首位の巨人は3日、2日の広島戦で2回1/3を投げて5失点で敗戦投手となった桜井俊貴を一軍登録抹消した。

 これを受けて同日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』に電話出演したショウアップナイター解説者の川相昌弘氏は、「ズルズルと一軍に置いておかないで、スパッと二軍に落として状態を早く上げるために二軍で調整させるという考え方もあると思います。次のピッチャーにチャンスを与える。そういうところははっきりしているので、今のところは良い方向に進んでいるのではないかなと思います」と分析した。

 そのひとつの例として、大江竜聖が挙げられる。大江は7月24日に一軍昇格を果たすと、7月31日の広島戦でプロ初勝利を挙げるなど、ここまで7試合に登板して、1勝0敗、防御率1.00の成績を残している。

 川相氏は「上がってきて大江も使ってもらって、いい結果を残している。旬なときにどんどん使っていく考え方で、そういう選手たちが機能していることによって、今のジャイアンツの位置があるんじゃないかなと思います」とコメント。

 「昇格したときにすぐに使ってもらえれば、二軍の良い状態を出せることができますし、結果がよければ、どんどん勢いに乗っていける。大江はかなり投げていると思うんですけど、気持ちも張っていますし、ある意味それを喜びに感じて投げているんじゃないかなと思います」と話していた。

(ニッポン放送ショウアップナイター)