自殺者数の推移(令和元年版自殺対策白書)

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毎年3月は「自殺対策強化月間」。
厚生労働省は、「こころの健康相談統一ダイヤル」(0570-064-556/おこなおう・まもろうよ・こころ)の運用時間延長・回線増設による相談体制強化のほか、地方自治体・民間団体と連携してウェブサイトやSNSなどを通じてさまざまな啓発活動を行っている。

昨年7月に厚生労働省が公表した令和元年版自殺対策白書によれば、2018年で自殺者が最も多かった月は3月で、その数は2005人(男性1435人、女性570人)。1998年以降、自殺者数は14年連続で3万人を超えていたが、2009年以降は年々減少している。この10年間で大幅に減少したとはいえ、今もなお年間2万人を超える人が自ら命を絶っている。また、若年層や女性の減少率は低く、10〜30代の死因第1位は依然として自殺だ。

厚労省は、支援を必要とする人が支援を求めやすい環境を作るための「生きる支援」の一環として、情報サイト「みんなのメンタルヘルス」を通じて心の病気や医療機関に関する情報発信も行っている。

●厚生労働省:「みんなのメンタルヘルス」
 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

【参考】
厚生労働省:「こころの健康相談統一ダイヤル」
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html
厚生労働省:「自殺対策白書」(令和元年版)
 https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/19/index.html

医師・専門家が監修「Aging Style」