2013年2月15日、ロシア連邦ウラル連邦管区のチェリャビンスク州に隕石が落下しました:今日は何の日?
隕石の落下そのものは珍しくありませんが、それが生活圏に近く、衝撃波によって多くの建物に被害をあたえたことで驚かれたのが、チェリャビンスク州への隕石落下。

この自然災害が起こったのが、2013年の今日です。この隕石落下シーンは多くの動画サイトにアップされていますが、これはドライブレコーダーとスマートフォン、そしてライブカメラによるものがほとんど。

こういった機器の普及で誰もが動画を撮影できるようになり、狙っての撮影が不可能な自然現象、自然災害の映像が多く残せるようになりました。鮮明な動画が多数あったことから、技術の進歩を実感したという人は多かったのではないでしょうか。

なお、これらの動画は学術的な資料としても重要で、隕石落下の分析に大変役立ってくれます。


チェリャビンスク隕石は空中で砕け、ほとんどは高温で燃え尽きています。もし砕けず燃え尽きずに地表に落下したたら、大災害になっていたことは間違いないでしょう。

ちなみに組成は、石質隕石。このあたりの詳細はWikipediaにまとめられているので、気になる方はそちらをどうぞ。この隕石落下による影響をもうちょっと詳しく知りたいというのであれば、「日本惑星科学会誌 Vol.22 No.4,2013」(PDF)もチェックすると、より理解が深まると思います。

おまけ:これは個人的に入手したチェリャビンスク隕石の小破片標本(米粒大)ですが、本物かどうかは不明。

2月15日のおもなできごと

2013年、シャープがIGZO採用4Kディスプレイ「PN-K321」を発売
2013年、ロシアのチェリャビンスク州付近へ巨大隕石が落下
2016年、神明精米が小型炊飯器「poddi」を発売
2017年、小学館が「小学8年生」を創刊