13日、東証内で行われた記者会見の冒頭陳謝する穂谷野智社長(中央)とライブドアマーケティング幹部。(撮影:吉川忠行)

写真拡大

ライブドア関連会社のライブドアマーケティング(LDM)の穂谷野智社長は13日夜、マザーズ市場上場廃止決定を受けて、東京都中央区の東証内で会見し、冒頭で株主、関係者に対し陳謝した。その上で、経営管理体制の強化の必要性を挙げ「しっかりと一歩一歩、企業再生に向けてがんばりたい」と強調した。

 ライブドアとの関係について「事実として決まったことは何もない」としながら、ライブドア上級副社長も兼ねる伊地知晋一取締役の退任の可能性について「選択肢としてはある」と含みを持たせた。

 LDMは3月9日に、2月末までに発表しなければならない2005年12月期の業績発表を3度変更し、4月中旬に延期するとの異例の発表を行った。穂谷野社長は「商法上でいうと違法の部分もある。今回は監査ができない事情があって、で きる範囲のことをしている」と話し、財務省に報告したことを明らかにした。【了】

■関連記事
LD幹部、上場廃止決定で陳謝

■関連動画
告発、上場廃止決定を受け LD・LDM会見 LD会見
告発、上場廃止決定を受け LD・LDM会見 LDM会見