出典:発売後、続々重版中!思わず誰かに話したくなる「雑学ウンチク」を一挙1500本収録した「大人の最強雑学1500」

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ああ、誰かに教えたい!

江戸時代のある習慣が「ボーナス」になった!?

社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第6回目です!

■ 「H」はなぜいやらしい意味?

「性的にいやらしいさま」などを意味する「H(エッチ)」。英語が語源のように思えるが、じつはれっきとした日本発の言葉だ。

その由来には、「変態」をローマ字表記した「HENTAI」の頭文字が語源という説、あるいは、男性の同性愛者の隠語との説もある。

後者の説によると、大正時代、男性の同性愛者のことを「鶏姦(けいかん)」と呼んだが、英語で雌鶏のことを「HEN」と呼ぶところから、「鶏姦」の隠語として「エッチ」という言葉が誕生。その後、「エッチ」は「変態」という意味を含めて幅広く使われるようになったという。

■ 二の腕はもともと「一の腕」だった!?

17世紀初頭に作られた日本語=ポルトガル語辞典『日葡辞書』によると、「一の腕」とは「肩から肘(ひじ)まで(上腕)」、「二の腕」とは「肘から手首まで(前腕)」を意味すると記されている。

つまり、現在、「二の腕」と呼んでいる部分はもともと「一の腕」で、その先が「二の腕」だったというのである。

『新明解国語辞典』(三省堂)も、『日葡辞書』を根拠に「一の腕」の項を設け、「二の腕」の項で「現在、肘から手首まで

の部分の意味で用いられることはほとんどない。もと誤用から出発した肩から肘までの部分が主用」と注釈をつけている。

著=雑学総研(レタスクラブニュース)