サンザは12月24日、コスプレーヤーに関する調査結果を発表した。調査は11月にアンケート形式で実施し、関東地方に住む20〜30代の女性コスプレーヤー111人から回答を得た。

コスプレ撮影時の不満を聞くと、6割以上が「荷物が多い、置き場がない」(63.1%)と感じていることが分かった。2位以降も「撮影場所がない」(50.5%)、「撮影時ジロジロ見られること」(49.5%)、「着替える場所がない」(48.6%)、「更衣室から会場まで遠い」(36.9%)と続いた。

コスプレ撮影で困ること1位「場所がない」、2位「荷物がかさばる」


続いて、撮影する際に困っていることを聞いたところ、1位は「撮影できる場所がない」(70.2%)だった。2位は「荷物がかさばる、重い」(62.5%)。他に「衣装の保管場所がない」(50%)、「メイクや衣装にお金がかかる」(28.8%)といった回答もあった。

また、撮影したいシチュエーションについては、最多が「雨撮」(59.5%)。次いで、「ホストクラブ」(54.1%)、「雪撮」(46.8%)、「神社」(45.9%)、「海」(39.6%)、「ビル撮」(38.7%)という結果だった。

撮影現場にあったら嬉しいものを聞くと、4割が「木工用ボンド」(40.5%)と回答。さらに「裁縫セット」「カメラの三脚」(各31.5%)、「養生テープ」(29.7%)、「布ガムテープ」(22.5%)と撮影中に壊れた小道具の補修に必要なグッズが多かった。

コスプレする理由1位「ストレス解消」 「友情のため」という人も

年収を聞くと、最多は「400〜500万円」(30.6%)だった。次いで「300万円未満」(23.4%)、「500〜1000万円」(18.9%)と続いた。中には「1000万円以上」(6.3%)と答える人もいた。

コスプレーヤーとして稼いだ最高月収では「5〜10万円」(22.5%)が最多。「1〜5万円」(18.9%)、「10〜30万円」(14.4%)という人も一定数いた。「稼いだことはない」(11.7%)という人もいる一方、「100万円以上」(4.5%)という回答もあり、収入はピンキリと言えそうだ。

コスプレに月収の何%を費やすか」という質問については、最多は約3割が答えた「21〜30%」(29.7%)。次いで、「31〜40%」(21.6%)と月収の5分の1〜3分の1を充てる人が多かった。一方、「121%以上」(4.5%)と月収以上の金額を費やす人もいた。

コスプレをする理由については、過半数が「ストレス解消」(66.7%)、「変身願望」(55.9%)と自身のためと答えた一方、3位には「友情のため」(36.9%)と人間関係のためにしている人もいた。