令和初開催!日本発のプログラミング言語「Ruby」を上手に活用し新たな価値を創造した人や団体を表彰する「Ruby biz Grand prix 2019」を開催

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これまで「Rubyでビジネスを活性化させる!ビジネスアワード「Ruby biz Grand prix 2018」を開催」「Rubyでビジネスに新たな価値を見出せ!ビジネスアワード「Ruby biz Grand prix 2017」を開催」といった記事で紹介してきたようにプログラム言語Rubyの特徴を活かし、新たなサービスを創造し、世界へ発信している企業、団体及び個人を対象とした「Ruby biz Grand prix 2019」が今年も開催された。2015年から毎年開催されており、今年で5回目となるその様子をお伝えしよう。


■Rubyを活用したビジネスで新たな価値や機会を創出
まずは主催者を代表し、島根県知事の丸山達也氏が、このグランプリの目的について説明した。「Rubyを活用したビジネスで新たな価値を創造。それを国内外にPRし、IT企業の新たな機会を創出する」と丸山知事。

今回応募されたサービスについて丸山知事は「今回応募されたサービスはいずれもRubyの特長を生かしており、今後の拡大も期待できる。国内外含めて社会全体に広がることで、新たな価値を創造することを期待したい」と述べていた。

昨年の大賞企業として、TABETEを運営する株式会社コークッキングCEOの川越一磨氏がプレゼンを行った。TABETEは社会問題化しつつある食品ロスを無くすために、飲食店などで余らせた食材と一般消費者を繋ぐサービスだ。昨年の大賞を受賞した後、Forbes Under 30 Japan、Good Design賞のベスト100、環境省のグッドライフアワードで環境大臣賞にも選ばれるなど、各賞も受賞した。

同サービスが東京駅の駅ナカで使えるようになり、JR東日本や金沢市など自治体との連携、大学との連携も進み、登録者数も伸びているとして、大賞受賞後からサービスも順調に成長していることを紹介。

「Rubyはアジャイルやスクラム開発でスタートアップとの親和性が高く、この特長を生かして、これからも成長していきたい」ということだ。

■応募総数33件から10の賞が決定
今回は33件の応募の中から、新規性、独自性、将来性、社会への影響などの各項目を厳正に審査し、10件が各賞を受賞した。


審査委員長のまつもとゆきひろ(Matz)氏は、どれを選んでもおかしくないという中で、悩みなら各賞を選んだとのこと。選考理由としては、Vertical Solution賞は狭い分野の中で専門領域を広げるサービス、Emerging Industry賞は新しいジャンルを切り開くサービス。特別賞は社会にインパクトを与えるサービスをそれぞれ選んだという。大賞はどちらも世間に広く知られた事業があるが、新しい野心的な事業ということで選んだとした。

各賞を受賞した会社とサービス内容および、受賞コメントは以下

■Vertical Solution賞
企業名:株式会社バトンズ
サービス内容:オンラインでM&Aができ、後継者不足などで継承が難しい事業の継承をサポートするサービス。
コメント:「JavaからRubyに移行し、開発のスピード上がり柔軟性のあるシステムになった」

企業名:株式会社LegalForce
サービス内容:法務部門の自動化ソリューションを提供。契約書審査などの負担を軽減する。
コメント:「基幹システムはRuby、フレームワークはHanamiを採用している。クライアントからの評価も高い」

■Emerging Industry賞
企業名:Quipper Limited 日本支店
サービス内容:教育格差の是正のためのサービス「スタディサプリ」を提供。
コメント:「スピード感とクオリティを両立したプロダクト開発のためにはRubyは欠かせない」

企業名:株式会社ニューロスペース
サービス内容:社員一人ひとりの睡眠の悩みをコーチングする法人向けサービス「leeBIX」を提供。
コメント:「サイクルを回していく上でRubyの柔軟性は役立つ」

企業名:Nota Inc.
サービス内容:スクリーンショット共有サービスの「Gyazo」を提供。
コメント:「PHPからRubyに乗り換えた。Rubyに乗り換えてから楽しく開発できている」

■特別賞
企業名:株式会社ookami
サービス内容:スタジアム、テレビに次ぐ第3のスポーツエンターテイメントを提案するアプリ「PLAYER!」を提供。
コメント:「開発当初からRubyを採用。豊富なフレームワークや柔軟性を生かしている」

企業名:MAMORIO株式会社
サービス内容:駅にセンサーを設置するなど様々なアイデアを実現している落とし物防止タグを提供。
コメント:「様々なアイデアを、15人の小さなチームで実現できたのはRubyがあったから」

企業名:ユニファ株式会社
サービス内容:スマート保育園向けの午睡チェックなどのサービスを提供するルクミーを提供。
コメント:「2度目の応募で今回は特別賞だったので次回は大賞を目指してプロダクトを開発したい」

■大賞
企業名:クックパッド株式会社
サービス内容:食材のピックアップ場所を町の中に設けることで送料無料で購入できる「クックパッドマート」
コメント:「ECや流通、スマートロックなどのあらゆる技術をRubyで実現している」


企業名:GMOペパポ株式会社
サービス内容:レンタルサーバーのようなマネージドなサービスでありながら、オートスケールなどの機能が利用出来る「LOLIPOP! マネージドクラウド」を提供。
コメント:「Rubyの特長を生かして、コア技術はCRubyだけではなく、mrubyを組み込み、Hakoniwaというコンテナランタイムを使い、ミドルウェアも含めて柔軟に機能開発している」

今年は「Ruby」が誕生して25年。平成時代を駆け抜け令和になっても、まだまだ新サービスが登場してくるRuby。令和以降も様々なサービスを提供するための開発基盤であるRubyがさらに発展していくことに期待したい。

上倉賢 @kamikura

■Ruby biz Grand prix 2019

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