右サイドで先発を飾った伊東は、スピードを活かした突破で再三に渡りチャンスを創出した。(C)SOCCER DIGEST

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[カタール・ワールドカップ・アジア2次予選]日本 6-0 モンゴル/10月10日/埼玉スタジアム2002]

 カタール・ワールドカップ・アジア2次予選の日本代表対モンゴル代表戦が埼玉スタジアムで行なわれ、森保ジャパンが6−0で勝利。同予選で2連勝を収めている。

 日本は前半だけで4ゴールをねじ込む好調ぶり。後半に2点を上積みして合計を6ゴールを奪うのだが、そのうち3ゴールに関与したのが伊東純也だ。

 22分に右からのクロスで南野拓実の先制点を演出すると、33分には南野とのワンツーで抜け出して鋭いグラウンダーのクロスを送り、長友佑都にとって10年ぶりとなる代表ゴールをお膳立て。さらに3−0としていた40分には、右サイドで酒井宏樹のヒールパスをダイレクトで中央へ折り返し、永井謙佑のヘディング・ゴールを導いた。

 3アシストで大勝の立役者となった伊東の躍動を、ベルギー・メディア『VOETBAL PREMEUR』は「鋼鉄の強さを備えたイトウ、代表戦でアシスト・ハットトリックを達成!」といち早く称賛し、次のように報じている。

「ジュンヤ・イトウは現在、ヘンクの絶対的なアシスト王として君臨している(リーグ戦5アシスト、カップ戦2アシストの計7アシスト)。彼は日本代表でもその巧みなプレーで、チームに得点をもたらすことに成功。モンゴルに対して6得点で勝利した日本代表を十二分にサポートした。

 守りを固めたモンゴルに、日本は20分以上手こずっていた。その呪縛を解き放ったのが伊東のプレーだ。奇しくもチャンピオンズ・リーグ初戦で対戦したヘンクの伊東から、レッドブル・ザルツブルクのFW南野拓実によって生まれた先制ゴールは、日本にとってとても意味の大きい1点となった」

 さらに同メディアは、昨季にシント=トロイデン(STVV)でプレーした遠藤航(シュツットガルト)、鎌田大地(フランクフルト)の代表初ゴールを称えた。冨安健洋(ボローニャ)を含めれば、昨季にベルギーでプレーしていた選手が4人、同じピッチに立っていたことになる。

 内容の伴った圧勝劇を演じた日本。10月15日にはアウェーでタジキスタンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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