主役のコンパニ欠場も豪華メンバーの集まった試合は記憶に残る一戦に《ヴァンサン・コンパニ表彰試合》

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ヴァンサン・コンパニのマンチェスター・シティ在籍10年を表彰した記念試合のが11日にエティハド・スタジアムで行われ、マンチェスター・シティ・レジェンドvsプレミアリーグ・オールスターは2-2の引き分けに終わった。

ジョゼップ・グアルディオラ監督の率いるマンチェスター・シティ・レジェンドは、[4-3-3]の布陣を採用。GKにハート、最終ラインは右からサバレタ、コロ・トゥーレ、レスコット、ナイジェル・デ・ヨング。 中盤はアンカーにアイルランド、インサイドハーフにナスリとシルバを配置、3トップは右からライト=フィリップス、アグエロ、マルティン・ペトロフと並べた。

一方、ロベルト・マルティネス監督の率いるプレミアリーグ・オールスターは[4-4-2]の布陣を採用。GKにファン・デル・サール、最終ラインは右からギャリー・ネビル、キャラガー、キャリック、アシュリー・コール。フラットに並べた中盤は右からアルテタ、ニッキー・バット、スコールズ、ギグスと並べ、2トップはロビー・キーンとファン・ペルシが起用された。

試合は開始早々の2分に動く。シティ・レジェンドはシルバのスルーパスから左サイドを抜け出したペトロフがボックス内まで侵入。GKファン・デル・サールのニアサイドを抜く強烈なシュートをゴールに突き刺した。

先制を許したプレミアリーグ・オールスターは、21分に反撃。右サイドを持ち上がったバットのクロスをボックス左のギグスがハーフボレーで合わせたが、このシュートはGKハートが横っ飛びで弾き出した。

ピンチを凌いだシティ・レジェンドは、22分にシルバを下げてベラミー、27分にアグエロを下げて若手のエリアス・コボーをピッチに送り出す。

1点を追うプレミアリーグ・オールスターは30分、スコールズのスルーパスでボックス内に侵入したファン・ペルシがGKと一対一を迎えたが、チップキックで狙ったシュートはGKハートの好セーブに阻まれる。

それでも直後の31分、右CKのこぼれ球を繋ぐとボックス左手前でボールを受けたギグスがクロスを供給。これをボックス中央のファン・ペルシが落とし、最後はキーンがゴールに流し込んだ。

同点に追いついたプレミアリーグ・オールスターだが、35分にアクシデント。プレー中に右モモ裏を痛めたG・ネビルがケニー・サイエフと交代を余儀なくされた。

シティ・レジェンドは43分、ナスリのスルーパスからベラミーがボックス左深くまで抜け出したが、ボールコントロールが上手くいかずにそのままラインを割った。

迎えた後半、シティ・レジェンドはGKハート、コボー、ライト=フィリップスを下げてGKリチャード・ライト、チプシウ、フランソワ・コンパニを投入。対するプレミアリーグ・オールスターは、GKファン・デル・サール、キーン、バットを下げてGKギブン、ティム・ケイヒル、ファン・デル・ファールトを投入した。

すると、後半開始早々にスコアを動かしたのはプレミアリーグ・オールスター。48分、ボックス右手前でパスを受けたファン・ペルシがケイヒルとのワンツーでペナルティアーク内まで切り込むと左足一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。

勝ち越しを許したシティ・レジェンドは60分、ナスリのスルーパスでボックス右深くまで駆け上がったサバレタの折り返しをボックス内でフリーのベラミーがワントラップからシュート。しかし、これはGKギブンの好セーブに防がれた。

シティ・レジェンドは、62分にベラミーを下げてダリウス・ヴァッセル、71分にサバレタとチプシウを下げてマイカー・リチャーズとベンジャニ、77分にナスリを下げてハマン、81分にレスコットとアイルランドを下げてエルカバブリ、ルカセンと次々に選手を入れ替える。

すると89分、中盤で獲得したFKからデ・ヨングがゴール前に浮かせたパスを送ると、ゴール前に走り込んだベンジャニが頭でゴール左隅に流し込み、シティ・レジェンドが同点に追いついた。

結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。豪華メンバーの揃った一戦は、劇的ドローで大きく盛り上がったまま終了した。

マンチェスター・シティ・レジェンド 2-2 プレミアリーグ・オールスター

【マンチェスター・シティ・レジェンド】

ペトロフ(前2)

ベンジャニ(後44)

【プレミアリーグ・オールスター】

ロビー・キーン(前31)

ファン・ペルシ(後3)