サクサクのメンチカツに甘辛いソースとふわふわの半熟卵がマッチするミンチカツ(税込600円) / 新天町倶楽部/(C)KADOKAWA

写真拡大

福岡市内中心部にありながら「こんなところにあるの知らなかった!」穴場店のランチをご紹介。コスパのよさはもちろん、時間がないときでもサクッと食べれるお店は普段使いにおすすめだ。

【写真を見る】昔ながらの喫茶店という佇まい / サン・フカヤ/(C)KADOKAWA

今回は西鉄福岡(天神)駅からすぐの場所にある「新天町商店街」へ!

■ 新天町倶楽部

新天町の社員食堂でありながら、一般客も利用できる「新天町倶楽部」。店内に入るとおぼんを持って並ぶ一般的な社員食堂の風景が見られる。オーダーするカウンターには、230円(税込)で取り放題で人気のサラダや惣菜もあり、早いもの勝ちだ。料理を受け取ったら、先にレジで会計するシステムになっている。

60席と広々とした店内は、通りに面していて明るい雰囲気。相席となる大テーブルが並び、従業員席と一般席に分かれている。新天町の創業35周年イベントで描かれたという岡本太郎氏の作品が飾られていることでも知られている。

こちらはランチタイムの営業のみ。サラダやごはんがセットになった和洋の定食や麺類など種類豊富なメニューは30種を超える。創業時から定番人気のミンチカツやオムライスのほか、日替わりの博多御膳やスペシャルランチなどがあり、季節限定で冷麺やビーフシチューなども登場。いずれもお手頃価格なのがうれしい。

[新天町倶楽部]福岡県福岡市中央区天神2-7-1 / TEL非公開 / ランチタイム11:00〜OS15:30 / 第1・3日曜

■ 釜めしビクトリア

創業54年、地元で釜めし専門店として親しまれる「釜めしビクトリア」。秘伝のだし汁と厳選した米の生米から一釜ずつ、炊き上げる釜めしが自慢だ。最高の状態で提供するため、炊き上がりには20分ほどかかる。昼時のピーク時には待ち時間をなくすため、一度に20〜30釜を炊くのだとか。

2階建ての店内は66席と広め。すべてテーブル席で、2階には団体用の広めの席などもある。

釜めしメニューは鶏肉や山菜、鮭など10数種類がそろう。ランチタイムは8種から選べる釜めしに、サラダと赤だしなどがついたお得なセットメニューが味わえる。鶏ガラスープをベースに、カツオや鯖節のだしで炊き上げたお米はふっくら柔らかく、炊き込んだ食材の旨味と合間って絶品。1杯目はそのまま、2杯目は単品メニューの鶏スープをかけて食べるのもおすすめだ。

[釜めしビクトリア]福岡県福岡市中央区天神2-7-144 / 092-771-4081 / ランチタイム11:00〜15:00、〜OS19:30 / 無休

■ サン・フカヤ

新天町の入り口にあり、目印にもなっているのが1956年創業で天神エリアの喫茶店のなかでも古株の「サン・フカヤ」。落ち着いた雰囲気の店内では打ち合わせなどをする客も多く、気軽に利用しやすいカジュアルな空間だ。

ランチメニューはカレーやハンバーグなどの洋食が、ランチタイムならではのお得な価格で味わえる。なかでも女性に人気なのが、とろけるように柔らかく煮込んだ国産牛と一晩寝かせたコクのあるルーが自慢のとろまるカレーセット。ややスパイシーな味わいのルーと、ふわふわでマイルドな味わいの卵がマッチする。

[サン・フカヤ]福岡県福岡市中央区天神2-8-216 / 092-721-1030 / ランチタイム11:00〜14:00、8:00〜OS19:30 / 不定休

■ 博多ごろうどん

添加物不使用のだしに定評があるのが「博多ごろうどん」。京都の料亭でも好まれる利尻昆布をはじめ、熊本県産のサバ削りやウルメ削りなど、複数の節をブレンドするだしは、味わい深く、芳醇な香りも格別だ。

長細い店内にカウンターとテーブル席を配置する。オーダーは食券を購入するスタイルだ。

ランチメニューはなく、朝から閉店まで同じメニューが食べられる。人気は上品な味わいのだしと鶏肉、ねぎのバランスがいい鳥南うどん。もっちりとした太麺はだしとの相性を考慮した配合で製麺所に特注している。

薄くスライスされた揚げたてのごぼうのフリットが付く助六うどんもおすすめ。噛むほどに旨味が増すごぼうのフリットがクセになる一品だ。

[博多ごろうどん]福岡県福岡市中央区天神2-8-127 / 092-726-2121 / ランチタイムなし、10:00〜17:00(日曜は〜19:00) / 無休(九州ウォーカー・上川奈穂美)