八村に対する周囲の評価も上々のようだ【写真:AP】

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サマーリーグで確かな結果を残した八村、周囲の評価も上々

 米プロバスケットボール(NBA)のサマーリーグでセカンドチームに選出されたウィザーズ・八村塁。舞台となっていた米ラスベガスで3試合に出場し、1試合平均19.3点、7リバウンド、1.7ブロックというハイアベレージで評価を高めたが、指揮官、チームメート、大学時代の同僚が次々に称賛している。

「ルイ・ハチムラの時代が進行中だ。日本のトヤマからスポーケン、ラスベガス、そして、ワシントンDCまで。NBAサマーリーグで3試合プレーしたばかりだが、すでに象徴だ」

 こう特集したのは八村がウィザーズ入団まで所属したゴンザガ大の地元紙「スポークスマン・レビュー」だった。ラスベガスの観衆からも大歓声を浴びた日本バスケ史上初のドラフト1巡目9位指名を受けた新星について、ウィザーズのスコット・ブルックスHCは絶大な評価を与えているという。

「彼は我々(トップチーム)とともにある。多くのプレータイムを手にすることになる。我々にとって本当にいい選手になってくれるよ」と、地元テレビ局出演時のHCの絶賛コメントを紹介している。

ウィザーズ2年目の同僚「ルイは素晴らしい選手だ」

 また同紙によると、サマーリーグでともにプレーしたウィザーズ2年目のトロイ・ブラウンJr.は「ルイは素晴らしい選手だ。とても成熟している。NBAに適応しつつある。紛れもなくNBAのプロだ。慣れるまでに時間はある程度かかるだろうが、学ぶべき新たなこと全てに適応しつつある」と語ったという。

 さらにゴンザガ大で共にプレーしたジョナサン・ウィリアムズ(ロケッツでサマーリーグに参加)は「彼は今、日本の希望なんだ」と語ったという。

 ラスベガスでまずは順調な滑り出しを見せた八村。チーム内外でその評価は高まっている。(THE ANSWER編集部)