店舗の運営は事業譲渡先のもとで継続中

 (株)小樽管財<旧:(株)玉光堂、TDB企業コード:060008851、資本金3000万円、登記面=東京都中央区日本橋茅場町2-3-6、代表清算人岡本成道氏>は、6月27日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は1942年(昭和17年)8月創業、51年(昭和26年)6月に法人改組した。「玉光堂」、「バンダレコード」の店舗名でCD・DVDを主体とする各種音楽・映像ソフトや楽器・楽譜類の小売りを展開。店舗は北海道のほか、東北、関東エリアなどに展開し、2017年2月期には年売上高約62億1500万円を計上していたが、赤字決算が続いていた。

 そうしたなか、音楽・映像ソフト卸を手がける親会社の(株)板橋開発<旧商号:(株)星光堂>についても経営不振が続いていたことから、2018年3月に別会社<(株)星光堂マーケティング(東京都豊島区)>に事業を移管して清算手続きを進め、今年1月17日に東京地裁から特別清算開始命令を受けていた。その一環として2018年6月に(株)メディアリンクス(東京都墨田区)が100%出資して設立された(株)玉光堂が当社の事業を承継。さらに今年3月に同社を(株)メディアリンクスが吸収合併し、(株)メディアリンクスは(株)玉光堂に商号を変更。当社は1月に(株)玉光堂から現商号に変更していた。

 その後、当社は今年3月31日開催の株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。

 負債は2018年2月期末時点で約30億600万円だが、その後変動している可能性がある。

 なお、店舗の運営は事業譲渡先のもとで継続している。