他国メディアからも評価されている久保。注目度は上がっている。(C)SOCCER DIGEST

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 6月15日、日本代表はコパ・アメリカの初戦・チリ戦へ向けてトレーニングを行ったが、練習場には日本のメディアのほかに、対戦国のチリや開催国ブラジルの取材陣の姿があった。
 
 彼らの多くが注目していたのは久保建英だという。では、サッカー王国・ブラジルでは、先日レアル・マドリーへの移籍を発表した俊英はどんな評価をされているのか。練習場にいたWEBメディア「GLOBOESPORTE.COM」のマルセロ・リマ・ブラガ記者に訊いてみた。
 
「正直に言ってまだそこまで詳しく彼(久保)のことを分かっているわけではありません。ただ、彼は若くて才能があって、メッシと比較されていることは知っています。ブラジルのサポーターもクオリティが高いと、彼に期待していますよ。以前はバルサ(バルセロナ)に所属していて、今度はレアル(・マドリー)に行くことで、ブラジルでも注目もされています。ブラジル人は日本が良い試合をすることを期待していますし、彼にはその能力を示してもらいたいですね」
 
 また続けて、日本代表のイメージも語ってくれた。
 
「今回の代表の中で有名と言えるのはワールドカップにも出場している川島(永嗣)、それとプレミア(リーグ)でプレーしている岡崎(慎司)。それにこの間のアジアカップでは見られなかった選手が多くいますよね。彼らのプレーは楽しみです。
 
 日本は18年の(ロシア・)ワールドカップでもすごく良かった。今も若くてスピーディーで才能ある選手が揃っている。ブラジルには多くの日本人が棲んでいるので期待値も高いですよ」
 
 そして「ただ一番驚かされたのはメディアの数。日本からは非常に遠いブラジルにこんなに来ているなんてね」と笑顔を見せた。
 
 ブラジルは前日にボリビアを3-0で下して白星発進。1999年以来、2度目のコパ・アメリカ出場となる日本も初勝利を目指す。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)